1. 2021年3月期の業績概要 2021年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.7%減の24,436百万円、営業利益が同2.6%増の1,022百万円、経常利益が同22.0%増の1,287百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%減の666百万円となった。売上面では、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)により主要顧客からの受注が減少したものの、ビルデリバリー事業での新規案件獲得、e-コマース向けの大型物流センター開設(門真市)、インフラ会社の資材運搬拡大、GIGA(Global and Innovation Gateway for ALL)スクール構想に伴うPCキッティング業務受託など積極的な業容拡大に努めた結果、前期比微減の水準を確保した。利益面では、営業利益では、成長戦略に必要な投資財源を確保するための、本社間接費を中心とした経費削減や収益性の低い事業のコスト構造改革が寄与し、経常利益では助成金収入が寄与した結果、いずれも計画超の増益となり過去最高を更新した。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した特別利益の剥落や特別損失計上により微減となった。