ネクスグループ<6634>のブランドリテールプラットフォーム事業は、カジュアルエスニック・カラフルアジアンなファッション衣類や雑貨を販売するチチカカが主力。売上高の大半がリアル店舗での売上げから成り、全店舗の60%がイオンのSC(ショッピングセンター)に店舗を構え、他も大半が同様のSCに立地する。新型コロナによる緊急事態宣言が発令されて以降は、多くのSCが臨時休業となったため、チチカカ店舗も全91店のうち4月には最大で72店が休業となった。5月24日現在では首都圏以外の店舗は営業を再開し、25日には首都圏および北海道の緊急事態宣言も解除されたため、今後はこれらの店舗も再開となる見込み。1か月分以上の売上高が減少しているため20年11月期業績への影響は免れ難いが、同社では対策として休業中の人件費は雇用調整助成金を申請予定で、またセールによる在庫整理、EC(インターネット販売)に注力している。

当事業は前期に400百万円以上のセグメント損失を計上したが、同期には管理費の削減など構造改革を進め、20年11月期は収支均衡レベルが期待できるようになっていた。

(執筆:フィスコアナリスト)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ネクスグループ Research Memo(5):ブランドリテールプラットフォーム事業は在庫整理・EC化など推進