*07:37JST NY債券:米長期債相場は強含み、2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る 1日の米国長期債相場は強含み。この日発表された2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る47.8に低下したことが要因。新規受注と雇用の指数は大幅に低下した。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が議会に提出する報告書で、「インフレが持続的に2%に向かっているという一段の確信が得られるまで、FF金利の誘導目標を引き下げることは適切ではないと予想している」などの見解が提示されている。経済指標の悪化を受けて6月利下げの期待が再び高まり、イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、1日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は74%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は91%程度。10年債利回りは4.254%近辺で取引を開始し、一時4.294%近辺まで反発したが、4.176%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて4.182%近辺で推移した。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-34.80bp近辺、2-30年は-20.30bp近辺で引けた。2年債利回りは4.53%(前日比:-9bp)、10年債利回りは4.18%(前日比-8bp)、30年債利回りは、4.33%(前日比:-5bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は強含み、2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る