*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米国市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み 15日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。本日は米国市場が休場となるため、主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性があるが、日本株の上昇を受けてリスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、米議会の民主、共和両党の指導部は1月14日、連邦政府の一部閉鎖を回避するための今年3月までの政府資金を手当てするつなぎ予算案を公表した。現行予算は運輸や住宅関連などの分野が1月19日、他の部分は2月2日に期限が切れる構成となっている。関係者の話によると、新たな歳出法案では、第一段階の予算3月1日まで、第二段階の予算は3月8日まで期限が延長されるもよう。ただ、共和党の保守派は歳出削減を引き続き要請しているため、法案成立は難航するとの見方が多い。つなぎ予算は週内に成立するとの見方は多いものの、大幅な歳出削減を余儀なくされる可能性があるため、一部の市場参加者は「長期金利の伸び悩みやドル安の要因になる」と指摘している。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月鉱工業生産(前月比予想:-0.3%、10月:-0.7%)
・19:00 ユーロ圏・11月貿易収支(10月:+111億ユーロ)
・米国休場(キング牧師誕生日)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米国市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み