*13:38JST 米国株見通し:伸び悩みか、雇用者数と賃金に注目 (13時20分現在)

S&P500先物      4,289.00(-1.75)
ナスダック100先物  14,865.50(+3.75)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。


5日の主要3指数は小反落。終盤は前日終値付近に持ち直しながらもプラスを確保できず、ダウは9ドル安の33119ドルとマイナスで引けた。この日発表された新規失業保険申請件数は前週よりやや悪化したが、予想を下回った。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言は想定ほどタカ派的とは言えず、長期金利の上昇基調を弱める材料に。それを受け指数は徐々に戻したが、雇用統計を見極めるムードが買いを抑制した。


本日は伸び悩みか。焦点の雇用統計は失業率が改善の一方、非農業部門雇用者数は減少、平均時給は横ばいと予想されている。市場予測に沿った内容なら買いが先行し、過度な金利高が抑えられればハイテクを中心に買戻しが続くだろう。ただ、雇用者数と賃金が堅調なら金融引き締め政策を後押しする要因となり、売りに押される展開となる。一方、下院議長の解任により議会は混迷を深めており、週末に向け売りが膨らむ可能性もある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、雇用者数と賃金に注目