ダウ平均は254.07ドル高の33,629.56ドル、ナスダックは223.98ポイント高の11,364.41で取引を終了した。

企業決算の本格化を前に警戒感からダウ平均は寄り付き後、下落。しかし、中国経済の活動再開を期待し、世界経済への見通しが若干改善したことも背景に上昇に転じた。インフレピークアウトや利上げ減速に対する期待が強まり、さらなる買い材料となると、相場を押し上げた。ハイテクの買い戻しがさらに相場を支援し、主要株価指数は終日堅調に推移した。

セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、電気通信が下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は中国工場での生産再開などを理由に売り上げ増を期待したアナリストの楽観的な見方を受けて上昇した。クラウド型ソフトウェア会社のセールスフォース(CRM)は物言う投資家のエリオットマネージメントが同社株式を大量に取得したことが明らかになり上昇。ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は人口知能(AI)利用した自動応答ソフト「チャットGPT」を手がける企業に投資すると発表し買われた。家庭用品販売会社のウェイフェア(W)はコスト削減の一環の人員削減計画を好感したアナリストの投資判断引き上げで上昇した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は19.8と、20割れで推移した。

(Horiko Capital Management LLC)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株式市場は続伸、利上げ減速期待などで買い優勢