9日のドル・円は、東京市場で145円18銭まで下落後、145円90銭まで反発。欧米市場では145円21銭から146円80銭まで反発し、146円41銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に146円台で推移か。10月米消費者物価指数の発表を待つ状況だが、米国株安を意識してドル買い・円売りがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

8日に投開票された米議会中間選挙では事前の予想に反して民主党が善戦しているようだ。ジョージア州上院選の結果は12月6日に行われる決選投票に委ねられることになった。ただし、共和党が上下両院で多数党となっても米国経済がすみやかに回復するとの見方は引き続き少ないようだ。米国の高インフレ問題がすみやかに解決される見込みは薄いとみられており、為替については、米長期金利の下げ渋りを意識してリスク回避的なドル売りは抑制されるとの声が聞かれている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米10月CPI発表を待つ状況