(14時00分現在)

S&P500先物      4,327.50(-36.0)
ナスダック100先物  13,916.70(-118.5)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は下落、NYダウ先物は260ドル安。アジア株の急落も意識され、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


3日の主要3指数は反落。ダウは前日終値を上回る場面もあったが、プラスを維持できず96ドル安の33794ドルで取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は予想よりも強い内容だったが、前週分は下方修正された。また、ISM非製造業景況指数の雇用は節目の50を割り込み、金融正常化加速への警戒は一服。一方、ロシアとウクライナの停戦交渉は先行き不透明だが、協議の継続で事態収束への望みが相場を支えた。


本日は軟調か。今晩発表の雇用統計は失業率や平均時給が前月から改善する半面、非農業部門雇用者数は減少と予想される。今週のISM景況感指数は雇用の鈍化が示され、全般的に低調な内容となれば連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化加速への警戒は後退。また、エネルギー価格の上昇で関連銘柄に買いが入る可能性もあろう。ただ、週末に向けウクライナ情勢はさらに事態が悪化しかねず、リスク資産を手放す動きが強まりそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:軟調か、週末に向けリスク資産を整理も