米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.42ドル高の36488.63ドル、ナスダックは15.51ポイント安の15766.21で取引を終了した。新型コロナの新規感染件数が過去最多を記録する中、大規模な都市封鎖に繋がる可能性は少ないとの楽観的見解に景気循環株中心に寄り付き後、買われた。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長や政府のファウチ首席医療顧問が2022年のパンデミック終了の可能性に言及したことも支援材料となり、ダウは終日堅調に推移。1カ月ぶり最高値を更新し引けた。ハイテクは金利の上昇を警戒し売られ、ナスダック総合指数は小幅下落。セクター別では耐久消費財・アパレル、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、電気通信サービスが下落した。

医薬品メーカーのバイオジェン(BIIB)は韓国の半導体サムスン電子を中心としたしたサムスングループが同社買収を協議しているとの地元報道を受け期待感から大幅高。また、女性用アパレルブランドのヴィクトリアズ・シークレット(VSCO)は年末商戦が好調であったことを指摘したことが好感され買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は最高経営責任者(CEO)による10.2憶ドル規模の保有株追加売却を受けて下落。鶏卵業者のカルメイン・フーズ(CALM)は、生産コストや飼料費の高騰が響き四半期決算の内容が予想を大幅に下回ったことが嫌気され下落した。

S&P500種指数は2021年で70回目の過去最高値を更新を記録し引けた。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ90ドル高、ダウは1カ月ぶり最高値を更新