日経平均は67円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。新型コロナ感染拡大による経済への悪影響や、自民党総裁選、衆院選などを絡めた政治の先行き不透明感などが引き続き株価の重しとなった。また、中国が未成年者によるネットゲームの利用を厳しく制限する方針を発表したと伝えられたことも関連株の買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したものの、ナスダック総合指数が最高値を更新したことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価下支え要因となった。また、菅首相が二階自民党幹事長に早期に党の経済対策を策定するよう指示したと伝えられたことも好感されたが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は67円安、寄り後はもみ合い