米連邦準備制度理事会(FRB)は6月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。6月会合で緩和縮小開始の手段を協議したことが明らかになった。また、インフレ見通しリスクは上方と指摘された。数名のメンバーが前回の会合で予想されていたよりも早く、緩和縮小の条件が達成できると見ていることも明らかにされたしかし、経済活動のプロセスが強弱まちまちで、著しい進展の基準はまだ満たされておらず、最終的に全般的に経済の回復は終了しておらず、リスクは残るとの見解で一致した。

緩和縮小を巡り新たな情報はなく、連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリングを急ぐ姿勢が示されなかった。タカ派的な内容を織り込んだドル買いが後退。ドル・円は110円70銭付近から110円55銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1782ドルから1.1820ドルまで上昇した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル下落、6月FOMC議事録:FRBテーパリング急がない姿勢示す