NY外為市場では根強い域内の低成長やECBのハト派姿勢を受けてユーロの上昇も限定的となった。ユーロ・ドルは朝方ドル売りの流れを受けて1.2234ドルまで上昇後、1.22ドルまで反落し1.2215−20ドルで伸び悩んだ。ユーロ・円は133円18銭の高値から132円92銭まで反落。ユーロ・ポンドは0.8592ポンドから0.8610ポンドのレンジで上下に振れた。

ユーロ圏1-3月期GDP改定値は前期比-0.6%と、速報値から修正なく、10−12月期の‐0.7%に続き2四半期連続のマイナス成長でテクニカルリセッション入りとなった。さらに、フランス中銀のビルロワドガロー総裁は、「現時点でユーロ圏のインフレリスクはなく、欧州中央銀行(ECB)の金融政策が長期にわたり非常に緩和的であり続けることは確実」とハト派姿勢を示したため、ユーロの上昇も限定的となっている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ上昇限定的に、ユーロ圏経済がテクニカルリセッション入り