日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比+0.30pt(上昇率1.82%)の16.82ptと上昇した。なお、高値は17.14pt、安値は16.62pt。今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。その後、外為市場で一時1ドル=108円70銭台と昨日15時頃に比べ1円ほど円高・ドル安に振れたこともあり、日経225先物は下げ幅を拡大。市場心理の悪化から今日の日経VIは終日、昨日水準を下回って推移した。ただ、日経225先物がマイナス圏ながら底堅かったこともあり、市場心理の悪化は限定的で、日経VIは午後は上昇幅を縮める場面もあった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI:上昇、市場心理悪化は限定的で上昇幅縮小の場面も