NY外為市場でユーロは高値から反落した。朝方はクノット・オランダ中銀総裁が、ユーロ圏経済が予想通りに展開した場合のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を7-9月期から段階的に縮小する可能性を示唆したことを受けたユーロ買いが続いた。しかし、欧州中央銀行(ECB)のレーン理事が「インフレが目標に向けて進んでいる証拠なく、緩和策を維持していく」とハト派姿勢を再表明したためユーロ売りが再燃した。

ユーロ・ドルは一時重要な節目となる200日移動平均水準の1.1891ドルを上回り1.1915ドルまで上昇したのち、1.1884ドルまで反落。ユーロ・円は130円69銭の高値から130円35銭まで反落した。ユーロ・ポンドは0.8664ポンドから0.8626ポンドまで反落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ高値から反落、ECBレーン理事ハト派姿勢再表明