週明け11日の米国市場ではNYダウが109.33ドル安の24221.99と下落する一方、ナスダック総合指数は71.02pt高の9192.34と上げ、シカゴ日経225先物はほぼ横ばいの大阪日中比10円高の20500円。12日早朝の為替は1ドル=107円60-70銭(11日大引け時は106.91円付近)。本日の東京市場は円安を好感して輸出関連株を中心に堅調な展開が予想される。本日後場中に決算発表を予定するトヨタ<7203>は前期業績悪化が想定されるが、市場がアク抜けと判断して株価が横ばいまたは上昇で反応すれば今後の輸出株全般の強気ムードにつながろう。また、地合い改善を反映してソフトバンクG<9984>、政府が新型コロナ対策の緊急事態宣言の一部解除を急いでいることからJAL<9201>、ANA<
9202>、JR東日本<9020>などJR各社もしっかりな動きが期待できるか。その他では、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたSUMCO<3436>、ライオン<4912>、住友鉱 <5713>、パンパシHD<7532>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:ライオンやSUMCOに注目