5日のドル・円は東京市場では109円52銭から109円32銭まで下落。欧米市場でドルは109円30銭から109円85銭まで上昇し、109円84銭で取引終了。

本日6日のドル・円は109円台後半で推移か。欧米株高や米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

5日のニューヨーク市場では株高・債券安の相場展開となった。米雇用情勢の改善を意識して、米国債から株式などのリスク資産への資金シフトがこの日も観測された。新型コロナウイルスの感染者は増えているものの、各国がウイルス感染の拡大を阻止するために積極的な措置を講じていることから、ウイルス感染の早期終息への期待は持続している。

市場関係者の間からは、「ウイルス感染の拡大は4月頃まで続く可能性がある」との声が聞かれているが、一部の市場関係者は「日本国内における感染者が大幅に増加した場合、日経平均株価は下落し、為替相場は円安方向に振れる可能性がある」と指摘しており、為替相場については予断を許さない状況が続くとみられる。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識してリスク回避的な円買い縮小も