本日のマザーズ先物は、週明けの米株高を受けて一旦は安心感から買い戻しが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、市場予想を上回る良好な経済指標なども背景に買いが先行し、主要株価指数は反発した。ただ、終盤にかけては新型肺炎のまん延を警戒した売りに上げ幅を縮める格好となった。やはり、新型肺炎が米景気に与える影響を慎重に見極めたいという投資家は多いようだ。国内市場でも「完全に終息するまでには今しばらく時間を要し、関連報道などには神経質にならざるを得ない」と警戒の声が聞かれる。昨日はサンバイオ<4592>やメルカリ<4385>といった時価総額上位銘柄の一部にも大きく上昇するものが見られたが、安値圏からの自律反発といったところが大きく、長い目での上昇は期待できそうにない。こうした要因からも、全体としては買い戻し一巡後は模様眺め気分の強い展開が想定され、戻りの鈍さが意識される一日となりそうだ。上値のメドは820.0pt、下値のメドは810.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米国株高を背景に買い先行も上値の重い展開か