米国株式相場は下落。ダウ平均は343.79ドル安の26573.04、ナスダックは90.65ポイント安の7908.68で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、9月ISM製造業景況指数が前月と同じく節目となる50を下回り、2009年以来の最低水準となったことから景気減速への警戒感が広がり、下落に転じた。米中貿易摩擦への警戒感も根強く、軟調推移となった。セクター別では食品・飲料・タバコを除いて全面安となり、特に自動車・自動車部品や運輸の下落が目立った。

複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)や化学製品メーカーのスリーエム(MMM)は、ISM製造業景況指数が10年ぶりの低水準となり、業績懸念から下落。ファストフードのマクドナルド(MCD)は、JPモルガンが既存店売上高の成長見通しを引き下げ軟調推移。自動車大手のフォード(F)は、インドの同業マヒンドラ&マヒンドラとの合弁会社設立で8-9億ドルの経費計上を見込んでおり売られた。一方で、食品のマコーミック(MKC)は、決算内容が好感され上昇した。

民主党によるトランプ大統領の弾劾調査で、個人弁護士を担当するジュリアーニ元NY市長、ポンぺオ国務長官、バー司法長官が関与した疑いが強まっており、政権運営の先行き不透明感が強まっている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ343ドル安、米景気後退への警戒感強まる