25日の日経平均は続伸。46.98円高の21756.55円(出来高概算9億8000万株)で取引を終えた。米半導体関連株の強い値動きを追い風に買い先行で始まると、寄り付き直後には一時21823.07円まで上げ幅を広げており、5月の大型連休後に空けたマドの上限レベルに接近してきている。ただし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となり、後場の日経平均の値幅は50円弱だった。

米半導体関連株の上昇のほか、前日に決算を発表したアドバンテスト<6857>や信越化<4063>などが強い値動きをみせたことによって、他のハイテク株等への買い戻しに向かわせる格好となっている。ただし、売買代金は2兆円を超えられず、指値状況の薄い中をショートカバーによって強含みとなった格好である。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは金属製品、電力ガス、化学、ゴム製品、その他製品、機械、建設が堅調。半面、鉱業、医薬品、石油石炭、食料品、鉄鋼、保険、非鉄金属が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト、信越化のほか、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>がけん引。一方でファーストリテ<9983>が重石となっている。

日経平均は薄商いの中ではあるが、直近のもち合いレンジを上放れつつあり、5月の大型連休後に空けたマド上限に接近しており、マド埋めが近づいている。マド埋め後に直近のもち合いレンジの上限レベルでの底堅さが見られるようだと、ショートカバーを誘い込みやすいところではある。

もっとも、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、金融政策の行方を見極めたいとのムードもある。また、来週・再来週が決算ピークとなることもあり、株価反応は掴みづらくなりそうである。また、週末に決算発表が控えている東エレクは、3%を超える上昇で年初来高値を更新している。決算を前によりショートカバーが強まるようだと、本日のアドバンテスト同様にインパクトを与えることになりそうだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 明日は決算控えた東エレクの動向に関心か【クロージング】