14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円01銭から113円30銭まで下落し、113円64銭で引けた。10月の米消費者物価コア指数は予想外に9月から低下したことを受けて利上げペースが鈍化するとの思惑が浮上し、ドル買いは後退。欧米株安を嫌ったリスク回避の円買いも観測された。

ユーロ・ドルは、1.1348ドルまで上昇後、1.1276ドルまで反落し、1.1310ドルで引けた。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る思惑に乱高下。ユーロ・円は、129円23銭まで上昇後、128円13銭まで反落。ポンド・ドルは、一時1.2882ドルまで下落後、1.3072ドルまで上昇。メイ首相がEUと合意した離脱協定の素案が閣議で承認されたとの報道が好感されポンド買いが加速。一時、不承認の思惑が広がったことでポンドが急落する局面もあった。ドル・スイスは、1.0104フランから1.0042フランまで下落した。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:EU離脱協定素案の英閣議承認でポンド反発