小幅ながら4営業日続伸。ギャップ・アップで20400円を回復して始まると、その後は上げ幅を縮めているが、下値切り上げのトレンドは継続。ボリンジャーバンドでは+3σ水準での推移となり、過熱感が警戒されるが、+2σと+3σとのレンジ内での上昇が続いている。いったんは過熱を冷ます調整が欲しいところであるが、ショートポジションは取りづらいだろう。MACDは100を超えてきており、シグナルとの乖離も拡大傾向の中で上昇している。4月半ばから5月半ばにかけての上昇場面では、MACDは280辺りまで上昇していたこともあり、強いシグナルのなかで一段の上昇が意識されやすい。価格帯別出来高で商いが積み上がっている20000-20200円処を依然として上回って推移しており、次第に15年6月高値(20868円)突破を意識したトレンド形成が期待されてくる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:いったんは過熱を冷ます調整が欲しいところ