3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円75銭へ上昇後、113円81銭へ反落して114円04銭で引けた。

米・2月ISM非製造業景況指数(総合)が予想外に1月から上昇し2年ぶり高水準に達したこと、イエレンFRB議長が講演で3月の利上げを示唆したためドル買いが一段と強まった。その後、利食い売りにおされ伸び悩んだ。ユーロ・ドルは、1.0543ドルから1.0624ドルまで上昇し1.0623ドルで引けた。

調査会社Ifopの最新調査で、第1回の上位2候補による5月7日に予定されている決選投票で、マクロン氏がルペン氏を相手に勝利するとの予想を受けて、フランスが欧州連合(EU)離脱の選択を迫られるとの警戒感が後退しユーロのショートカバーが加速。

ユーロ・円は、120円71銭から121円19銭へ上昇した。リスク選好の円売りが継続した。ポンド・ドルは、1.2224ドルから1.2300ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0135フランから1.0075フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:イエレンFRB議長が3月FOMCでの利上げ示唆、ドル・円一段高114.75円