アンモニアの潜在力を引き出すために、欧州には分解装置の開発が不可欠

ロンドン, 2023年3月23日 /PRNewswire/ -- AFC Energy(AFCエナジー)は本日、欧州とアジアのエネルギー市場全体で水素担体燃料としてのアンモニアの価値を引き出すことを目的とした革新的な新しい水素生成ソリューションである、アンモニア分解装置技術プラットフォームを発表しました。AFC Energyの技術プラットフォームは、水素の生成、貯蔵、および輸送に関連する課題の克服に貢献するものです。これにより、脱炭素化を目指すものの削減が困難な産業におけるグリーン水素の利用拡大に道が開かれることになります。

AFC Energyの分解装置技術は、最近欧州で、水素担体燃料としてのアンモニア輸入契約が大幅に増加していることに対応して加速しています。EUの持続可能なエネルギー政策を支援し、またウクライナ紛争に起因するエネルギー自立の課題に対処するものです。

しかし、この地域では、分解装置の能力が不足しているため、アンモニア輸入の増加を利用する準備が十分には整っていません。というもの、ここ数十年、この技術の需要は限られていたため、設備投資もごくわずかでした。

AFC Energyのアンモニア分解装置用先端技術プラットフォームの立ち上げは、フレックス燃料戦略の最新の展開であり、低コストでオンサイトの水素製造のニーズの高まりに対応するものです。この新しい技術プラットフォームは、比較できる競合企業がいない、非常に革新的な開発です。

AFC Energyは、船舶所有者、電力会社、OEM、および工業規模の水素ユーザーなど、様々な企業や業界と協議を重ねており、この新興産業における新たなビジネスチャンスを検証しています。

このアンモニア分解装置は、モジュール設計と低コストのシステム・アーキテクチャにより、小規模な水素製造から年間数百万トンの生産まで容易に拡張が可能です。この最新ソリューションは、オフグリッド用途におけるクリーンな水素エネルギーに対する需要の高まりに応えることができ、特に二酸化炭素の削減が困難な産業での利用が期待されています。

AFC Energyのアンモニア分解装置技術の市場は相当な規模になると予想されています。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、2050年までに、1.5℃目標において、海上輸送と定置電力用の燃料としてのアンモニアの市場は、アンモニアの現在の全市場の総額よりも大きくなると指摘しています。アンモニアは、世界中で水素燃料の顧客に好まれる水素担体燃料として使用されており、1.5℃目標においては、2030年までに需要が2億2300万トンに達すると予測され、現在の水準から大幅な増加となります。1

AFC Energyの最高経営責任者であるAdam Bond氏は、次のように語っています。

「AFC Energyの新しいアンモニア分解装置技術プラットフォームにより、私たちは新たな再生エネルギー安全保障と信頼性を高める水素生成市場に参入します。クリーンアンモニアは、特に欧州とアジアにおいて、水素をエンドユーザーに輸送するための好ましい手段として認識されています。AFC Energyは現在、この主要市場を対象として、水素をより迅速で広範な採用を可能にしています。そうでなければ、この市場では、貯蔵と輸送の課題が短期的な課題となる可能性があるでしょう。」

1 IRENA イノベーションの展望:アンモニア











配信元企業:AFC Energy PLC
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情報提供元: Dream News
記事名:「 AFC Energy、先進的な「アンモニアから水素へ」の新分解装置技術を発表