「オープンキッチン」「一軒家レストラン」「美味しい野菜料理」「看板料理」など26の興味深いテーマを、各メディアで人気の食評論家・横川潤さんが軽妙洒脱な文章で評論、101軒の繁盛店を紹介する。

【本文より】
「料理に恋する」という表現こそあるが、じっさいフォアグラやらトリュフやら、あるいはカルビやらホルモンやらと恋愛関係におちいるわけにはいかない。ひとはひとに恋する他なく、それはまた深い真実にも思える。そしてレストランで最高の感動(または失望)を与えるのも疑いなく「ひと」である。

【推薦文】
「実際に足を運び、取材した、やらせなしの本物!」
  ――オー・ギャマン・ド・トキオ オーナーシェフ 木下威征氏
「美味しさ以上の楽しさに気づかせてくれる。」
  ――現代の名工 ロオジエ シェフソムリエ 中本聡文氏

【目次】
1 ワインではなく、ひとに恋して
サー ビスに恋して―このご恩、死ぬまで忘れない/オープンキッチン―顔が見えるがゆえの哀楽/フレンチ、イタリアンのホルモン―百獣の王のお気に入り/一軒家 レストラン―大人のレトロなテーマパーク/美味しい野菜料理―食評論家泣かせの難問中の難問/スターシェフ―人気の上にあぐらをかかない/今どきの和食のかたち―キーワードは「まじめな店主」 ほか
紹介店:ロオジエ/エスキス/オー・ギャマン・ド・トキオ/すし匠/ヴィノテカ・キムラ/アロマフレスカ/リストランテ濱崎 ほか

2 さあ、ショウのはじまりだ
東京チャイニーズ・キュイジーヌ―中国料理との深イイ関係/看板料理―お目当てはやっぱり、こいつ/隠れ家―情報の希少性で店の価値高騰/リーズナブル・フレンチ―オヤジも認めた大繁盛の中身/ミシュランと繁盛の関係―ミシュランは信じられるのか?/「ニューワールド」のレストラン―海外からやってきたスゴイ奴
紹介店:オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ/割烹 室井/コム・ア・ラ・メゾン/リストランテ エッフェ/中華 の弥七 ほか

3 人生さいごの午餐と晩餐
寿 司―世界の言葉「スシ」にみる多様性/イタリア料理店の絶品ステーキ―ステーキフェチにはいい時代/スパゲティ―日本人が偏愛するイタリア麺/隠れていない穴場―日本人が食べ歩きを好むワケ/裏メニューで知る底力―使い勝手のいいホテルダイニング/ラーメン―自他ともに認める日本のソウルフード ほか
紹介店:沼津港 新宿本店/テラウチ/ヴァッカロッサ/ホスタリア エル・カンピドイオ/タイ料理セラドン ほか

【著者プロフィール】
横川潤(よこかわ・じゅん)
エッセイスト、食評論家。文教大学国際学部国際観光学科准教授。1962年、長野県生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。ニューヨーク大学経営大学院にてMBA取得。「ザガット」を翻訳して我が国に紹介したほか、『東京最高のレストラン』(ぴあ)の採点者でもある。(株)ローソン顧問等歴任。著書に『レストランで覗いた ニューヨーク万華鏡』(柴田書店)、『恐慌下におけるA級の店選び 究極の法則』(講談社+α新書)、『〈錯覚〉の外食産業』(商業界)、『クックパッド社員の名刺の秘密』(講談社)、『Louis Vuitton City Guide Tokyo』など。

『絶対また行く料理店101』
横川潤・著
2016年1月26日(火)発売
集英社インターナショナル発行(発売:集英社)
定価:本体1,000円+税
http://www.shueisha-int.co.jp/archives/3584


【お問い合わせ】 集英社 広報部 03-3230-6314




情報提供元: Dream News