MSCIの投資ポートフォリオ・ソリューションとファブリックの柔軟なウェルス・マネジメント・テクノロジーの組み合わせにより、ポートフォリオ構築とセールス・イネーブルメントの合理化、および世界中のウェルス・マネジメント業界への大規模なカスタマイズを促進

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界中の投資コミュニティーにミッション・クリティカルな意思決定支援ツールとサービスを提供する大手企業のMSCI(NYSE:MSCI)は、ウェルス・マネージャーやアドバイザー向けのポートフォリオ設計、カスタマイズ、分析に特化したウェルス・テクノロジー・プラットフォームを提供するファブリックの買収契約を締結したことを発表しました。

ファブリックは2019年に、以前は十分なサービスを受けていなかったウェルス・マネジメントのコミュニティーに、リスクとポートフォリオ設計の先端技術を提供することを目的に設立されました。ファブリックは、MSCIのマルチ・アセット・クラス(MAC)のファクター・モデルおよびMSCIプライベート・アセット・モデルを活用した、ルール・ベースのポートフォリオ構築ツールとプラットフォームで知られており、ウェルス・マネージャーおよびアドバイザーに、ポートフォリオをカスタマイズし、個人投資家の独自の財務目標の達成を手助けするため、現代的なポートフォリオ設計とリスク評価用のプラットフォームを提供することに重点を置いています。

ウェルス・マネージャーやアドバイザーからは、クライアントの個々のポートフォリオを大規模に構築し、持続可能性、気候などにおいて変化するトレンド、リスク、および機会に対応するために、機関投資家並みの品質の機能を求める需要が大きくなっています。MSCIのトータル・ポートフォリオ・ツールキットとファブリックのルール・ベースのポートフォリオ構築機能の組み合わせは、ウェルス・マネージャーやアドバイザーの投資活動の合理化、連携作業の実現、レポート、リアルタイムでの洞察の提供をサポートし、クライアントにより良いサービスを提供して、市場にさらなる透明性をもたらします。

この契約を通したMSCIとファブリックの統合サービスにより、ウェルス・マネージャーはクライアントの個人的嗜好を満たし、大規模なカスタマイズを提供しながら、一貫して投資ガイダンスを実践するという能力を一変させることができるでしょう。

MSCIの分析部門責任者であるJorge Minaは、「MSCIは、ホーム・オフィスのモデル・ポートフォリオ構築、製品デュー・デリジェンス、ポートフォリオ分析、アドバイザーの目標に基づくプランニング、セールス・イネーブルメントの提案などに対応するウェルス・マネジメント・ツールを提供しています。今回のファブリックとの統合は、我々の既存のコンテンツやツールの活用を向上させるだけでなく、ルール・ベースのポートフォリオの構築に関する新たな戦略的機能の発展を加速させるものです。この取引は、機関投資家と個人投資家の両方の多様なニーズに応えるため、市場リーチの拡大と、ソリューションのより広範なスペクトラムの提供というMSCIの取り組みを強調するものです」と語っています。

ファブリックの最高経営責任者(CEO)兼共同設立者であるGovinda Quish氏は、「ファブリックの使命は、常に、ポートフォリオ設計とリスク管理へのアプローチを現代化することで、世界中のウェルス・マネジメント・コミュニティーに貢献することに焦点を置いてきました。ファブリックとMSCIの統合は、両者の広範なデータ、システム、そしてチームをひとつにすることで、ウェルス・マネージャーがクライアントのポートフォリオを設計、管理、最適化する方法を再定義することを目的としています」と述べています。

ファブリックの共同設立者兼リスク責任者であるRick Bookstaber氏は、「MSCIは投資リスク管理ソリューションの世界的リーダー企業です。ファブリックでは長年にわたり、MSCIの先進的なファクター・モデルを活用し、プラットフォームのリスク・リターン分解、ポートフォリオ分析、リバランスの最適化、シナリオ分析、そしてMSCIのESGと気候変動リスク・データを強化してきました。一丸となって、ウェルス・マネージャーやアドバイザーに、クライアントの投資目標の達成をサポートする高度なリスク分析機能を提供できることを楽しみにしています」と話しています。

取引条件は公表されていませんが、この取引によるMSCIへの財務的影響は軽微であると予想されています。取引は慣例的な完了条件に従って、来四半期に完了する見込みとなっています。

MSCIについて

MSCIは、グローバルな投資コミュニティに意思決定支援ツールおよびサービスを提供する大手企業です。リサーチ、データ、テクノロジーにおける50年以上の専門的経験をもとに、リスクとリターンの主な要因をクライアントが理解し分析できるよう、そしてより自信のある効率的なポートフォリオの構築を支えることで、より優れた投資判断を可能にしています。同社は、クライアントが用いることで投資プロセスにおける知見を得、透明性を改善できるよう、業界をけん引するリサーチによる強力なソリューションを生み出しています。詳細情報については、www.msci.comをご覧ください。MSCI#IR

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、買収計画および新規買収事業の見通しに関する記述など、1995年証券民事訴訟改革法で定める将来予測に関する記述が含まれています。これらの将来予測に関する記述は、将来の出来事または将来の財務実績に関するものであり、既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因(実際の結果、活動水準、業績または成果が、これらの記述によって明示的または黙示的に示される、いかなる将来の結果、活動水準、業績または成果から大きく異なる可能性のある要因)を含んでいます。場合によっては、「可能性がある」、「し得る」、「期待する」、「意図する」、「計画する」、「求める」、「予想する」、「信じる」、「推定する」、「予測する」、「見込みがある」、「継続する」などの言葉やその否定形、またはその他の類似用語の使用により、将来予測に関する記述を特定することができます。将来予想に関する記述には、既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因(場合によってはMSCIの管理範囲を超えており、実際の結果、活動水準、業績または成果に重大な影響を及ぼし得る要因)が含まれているため、これらの記述を過度に信用すべきではありません。

実際の結果や活動レベル、業績または成果に重大な影響を与える可能性があるその他要因については、2023年2月10日に証券取引委員会(「SEC」)に提出された2022年12月31日終了会計年度のMSCIの10-K様式の年次報告書や、SECに提出された、またはまとめられた10-Q様式の四半期報告書および8-K様式の現行報告書でご確認ください。前述のリスクや不確実性のいずれかが現実のものとなった場合、またはMSCI の基礎的な前提が誤っていることが判明した場合、実際の結果はMSCIの予測と大きく異なる可能性があります。本プレスリリースに記載の将来の見通しに関する記述は、将来の出来事に関するMSCIの現在の見解を反映するもので、MSCIの運営、運営結果、成長戦略、流動性に関する前述のリスクおよびその他リスク、不確実性、そして仮定の影響を受けます。MSCIは、法律で義務付けられている場合を除き、新しい情報や将来の出来事、その他の結果によるものであるかを問わず、いかなる理由であっても、この将来の見通しに関する記述を公的に更新または修正する義務を負わないものとします。

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 MSCIがファブリックを買収し、ウェルス・マネジメントの提供サービスの変革を実現