世界で最も信頼されている科学情報源であるCASが、新しいコンテンツやテクノロジー、そして専門知識の活用により、ライフサイエンス分野の成長イニシアチブを推進


オハイオ州コロンバス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --米国化学会の科学情報ソリューション部門であるCASは、科学研究をさらに変革し、ライフサイエンスの革新に向けたより迅速な発見を可能にするためのいくつかの取り組みを発表しました。

CASは、ライフサイエンス分野の情報資産を導入することにより、人の手により精選され高度に構造化された包括的な科学データをさらに拡張しています。 この度、CAS Content CollectionTMには、初期段階の創薬研究を促進するために設計された網羅的な生物学的配列と生体活性情報が追加され、将来的には抗体やオミックスなども追加される予定です。

CASは、Chemotargets社と協力し、同社のClarity® を今後の迅速な開発のための技術的基盤として活用します。今後の投資により、エンドツーエンドの医薬品研究開発ワークフローをカバーする統合と拡張を進め、治療法の革新を加速させます。

「CASの高品質で包括的な科学データと最新テクノロジーの組み合わせから得られる独自の洞察により、創薬科学者は、分子構造の変化が薬効と毒性をどのように変えるかを効率的に分析し、薬物~標的~疾患の関係を評価し、その結果、ある領域におけるFTO評価などを行えるようになり、最終的にはより効果的で安全な薬を最小の財務リスクで開発できるようになります」と、CAS社長のマニュエル・グズマンは述べています。 「私たちの目標は、生物学を含む広範囲な科学分野の垣根を越えて創薬のあらゆる側面を強化することです。今回の拡張は、ライフサイエンスの研究を加速させるという私たちの取り組みにおいて歴史的な節目となるでしょう。」

CASは最近、民間企業、学術機関、政府機関の世界的なオピニオンリーダーから構成される、Life Sciences Industry Advisory Board(ライフサイエンス業界審議会)を設立しました。 これらの専門家は、信頼できるアドバイザーとして、高度なコンテンツとライフサイエンスのワークフローを網羅する画期的な予測技術を組み合わせるという取り組みを方向付ける役割を果たします。 彼らの助言のもと、包括的な生物学的経路データによる疾患進行の理解から豊富な分子バイオマーカーのデータによる治験薬の有効性評価にいたるまで、創薬プロセスの早期により良い判断を促すためのコンテンツや機能に焦点を当て、CASのライフサイエンスに対する投資を継続していきます。

CASの最高製品責任者であるティム・ウォールバーグは、こう語っています。「予測薬理学ツールや薬物~標的~疾患との相互作用の分析的可視化などを含む弊社の強化された機能は、医薬品化学者をはじめとする創薬のプロフェッショナルに飛躍的な進歩をもたらすでしょう。 科学者は、新たな発想のインスピレーションを得るためだけでなく、創薬プロセスの非常に早い段階で、候補薬の実現可能性と安全性を予測するために、業界で最も先進的な関連性エンジンと新しい機能を活用できるようになります。」

CASについて

CASは、世界中のイノベーターと連携し科学の進歩を加速する科学情報ソリューションのリーダーです。 CASは、1400人以上の専門家を擁し、科学的知識を精選、連結、分析することを通じて、背後にある関連性を明らかにしています。100年以上にわたり、科学者や特許専門家、そしてビジネスリーダーは、hindsight (過去分析)、insight (洞察)、そしてforesight(先見の明)を獲得し、過去の知識を基盤としたより良い未来を発見するために、CASのソリューションと専門知識に信頼を寄せています。 CASは、米国化学会の情報部門です。 詳しくは cas.org をご覧ください。


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Rhonda Ross
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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ライフサイエンスのイノベーションを加速させる変革的な機能、CASが発表