米カリフォルニア州サンカルロス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ルーブリック・セラピューティクス(「ルーブリック」)とiBio(アイバイオ) (「iBio」、NYSEA: IBIO)は本日、ルーブリックのシリーズA2優先出資の完了と付随する契約、すなわちエピトープを標的とした抗体治療薬の研究・開発・商業化を目的としたライセンス契約および協業契約について発表しました。今回の取引により、iBioはルーブリックのシリーズA2優先株式に750万ドルを出資し、サードポイント・ベンチャーズ、パラディン・キャピタル・グループ、バイタル・ベンチャー・キャピタル、Hayan Health Networksと共に、当社の投資企業シンジケートにおける重要な戦略的投資企業となります。さらに、iBioはルーブリックのリードプログラムであるRTX-003を前進させるための世界的な独占権を獲得しました。RTX-003はCD25標的モノクローナル抗体で、固形腫瘍の微小環境において制御性T細胞を選択的に枯渇させます。



今回の連携により、ルーブリックの創薬エンジンおよび抗体発見の専門性と、次世代バイオ医薬品の開発企業にして持続可能なFastPharming Manufacturing System®(迅速製薬製造システム)のパイオニアのiBioの能力を組み合わせることで、必要としている患者のために新規治療法を生み出すことができます。本契約に基づき、ルーブリックは当社の専有的なメゾスケール人工分子を用いて、相互に合意可能な疾患標的の特定のエピトープに対する抗体創薬キャンペーンの舵取りを行い、エピトープを標的とした医薬品候補の発見を担当します。iBioは、創薬キャンペーンで連携するとともに、共同研究で選ばれた医薬品候補の前臨床、臨床、商業化の活動を担当します。


本契約の条項に基づき、iBioが共同研究で生み出した複数の候補を開発・商業化した場合、ルーブリックは創薬・開発活動に伴うマイルストーンとして8400万ドル以上を受け取ることが可能です。また、ルーブリックは本協業で開発された商用製品の世界における売上高に応じてロイヤルティーを受け取る資格があります。


ルーブリックの共同設立者で最高経営責任者(CEO)のアイザック・ブライト(MD)は、次のように述べています。「私たちは、従来発見されていた先行分子よりも優れた性能を約束するエピトープ標的療法を効率的に創薬・開発するという展望を持っていますが、こうした展望に沿った戦略的変革を行う野心的な提携先であるiBioと連携できることに感激しています。またiBioは、私たちのリードキャンペーンであるRTX-003を前進させる素晴らしいパートナーでもあります。当社が創薬したRTX-003は、複数の固形腫瘍の適応症に対する制御性T細胞の枯渇剤として非常に大きな有望性を示した抗CD25モノクローナル抗体です。」


iBioの最高経営責任者(CEO)であり、ルーブリックの取締役会に参加するトム・イセットは、次のように述べています。「私たちは、ルーブリックのエピトープ標的化抗体創薬技術が、困難な標的を攻撃する差別化キャンペーンを推進し、特性がよく分かっている腫瘍標的に対してエピトープ上の利点がある抗体を発見して前進させる複数の機会を効率的にもたらすものと期待しています。RTX-003は、当社の治療薬パイプラインに加えるべき素晴らしい資産であり、当社の創薬・開発能力を引き続き拡大しながら、INDを実現するための活動を完了させていきたいと思います。」


ルーブリック・セラピューティクスについて


ルーブリック・セラピューティクスは、専有的な機械学習/計算生物学的ソリューションを適用して、エピトープ選択的なモノ/バイスペシフィック抗体の発見に取り組むバイオテクノロジー企業です。ルーブリックは、分子ライブラリー合成、超並列スクリーニング、コンピューティングにおける最近の進歩に触発され、治療用抗体を発見するための情報駆使型の新手法の構築に取り組んでいます。ルーブリック・セラピューティクスは、その創薬エンジンを活用して、有効性が確認された標的や難易度の高い標的に対して独自の結合特性を持つ抗体を数多く迅速に発見します。2018年にヘルステルからスピンアウトしたルーブリックは、バイオ治療薬の発見を前進させ、治療選択肢を拡大してそれを必要とする患者にとっての治療成績を改善するという使命を共有する一流の製薬企業と提携することを目的としています。ルーブリックは、カリフォルニア州サンカルロスを拠点としています。詳細情報についてはwww.rubryc.comをご覧ください。


iBio, Inc.について


iBioは、持続可能な植物ベースのバイオ医薬品の製造における世界的リーダー企業です。当社のFastPharming System®は、垂直農法、自動化された水耕栽培、新規のグリコシル化技術を組み合わせて、高品質のモノクローナル抗体、ワクチン、バイオインク、その他のタンパク質を迅速に開発するためのものです。iBioは、がん、さらには線維性疾患、感染症を治療するためのバイオ医薬品など、専有的な医薬品候補を開発しています。iBioの子会社であるiBio CDMO LLCは、FastPharming受託開発・製造サービスに加え、高度な組み換えタンパク質設計のためのGlycaneering Development Services™を提供しています。詳細情報についてはwww.ibioinc.comをご覧ください。


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RubrYc Therapeutics, Inc.

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ルーブリック・セラピューティクスがシリーズA2の優先株式資金調達、iBioとの提携およびRTX-003のライセンス供与を発表