• 通期の売上高は328億ドル(前年比8%増)


  • 通期GAAP1株当たり利益(特別費用・利益を含む)は1.53ドル


  • 通期1株当たり利益(特別費用・利益を除く)は1.62ドル(前年比8%増)


  • 通期の営業活動によるキャッシュフローは57億ドル、フリーキャッシュフローは25億ドル




  • 第4四半期の売上高は82億ドル(前四半期比4%減)


  • 第4四半期のGAAP1株当たり利益(特別費用・利益を含む)は0.39ドル


  • 第4四半期の1株当たり利益(特別費用・利益を除く)は0.36ドル(前四半期比22%減)


  • 第4四半期の営業活動によるキャッシュフローは23億ドル、フリーキャッシュフローは14億ドル


  • 1株当たり0.50ドルの四半期現金配当を承認


ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2018年第4四半期および通期の業績を発表しました。



























































































































































































































































































 

 


 


 





(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)

通期業績



通期


変化率




2018年12月31日締め


2017年12月31日締め


前年同期比

売上高



$32,815


$30,440


8%

税引き前営業利益



$4,187


$3,921


7%

税引き前営業利益率



12.8%


12.9%


-12 bps

純利益(損失) - GAAPベース



$2,138


$(1,505)


n/m

純利益(特別費用・利益を除く)*



$2,261


$2,085


8%

希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失) - GAAPベース



$1.53


$(1.08)


n/m

希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)*



$1.62


$1.50


8%








 

通期地域別連結売上高















 

北米



$11,984


$9,487


26%

中南米



3,745


3,976


-6%

欧州/CIS/アフリカ



7,158


7,072


1%

中東・アジア



9,543


9,394


2%

その他



385


511


n/m




$32,815


$30,440


8%








 

北米の売上高



$11,984


$9,487


26%

海外の売上高



$20,446


$20,442


-








 

北米の売上高(キャメロンを除く)



$9,668


$7,518


29%

海外の売上高(キャメロンを除く)



$17,675


$17,423


1%








 

* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。

n/m = not meaningful









シュルンベルジェのポール・ギブスガード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「2018年通期の売上高は前年同期比で8%増加して328億ドルとなり、2年連続の増収となりました。業績を後押ししたのは北米で、ワンスティム(OneStim®)事業の売上高が41%増加したことから、北米の売上高が前年度から26%増加し、120億ドルとなりました。通期の海外の売上高は204億ドルで、2017年度からほぼ横ばいでした。しかし、キャメロンを除くと、2018年度下半期の海外の売上高は前年度から3%増加しており、3年連続して売上高が減少した後で、活動に明るいトレンドが見え始めました。」



「生産グループの売上高は前年比17%増の124億ドルで、掘削グループの売上高は10%増の93億ドルとなりました。油層定義グループの売上高は前年度から4%減少して65億ドルとなりました。その主な要因はウェスタンジーコ海洋地震探査事業を売却したことです。キャメロンの売上高は前年比1%減の52億ドルとなりました。ワンサブシー(OneSubsea®)および掘削システムの長期サイクルの事業がさらに低調だったものの、坑口システムとバルブ・計測の業績が伸びたことからその影響は概ね相殺されました。」



「2018年通期の税引き前営業利益は42億ドルで、前年度から7%増加しました。税引き前営業利益率は13%で、前年度からほぼ横ばいでした。北米および海外の双方で活動の活発化に伴う強化策と戦略的位置付けに関連する活性化と動員の費用により、売上高増加の効果が相殺されました。」



第4四半期業績


























































































































































































































 

(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)



四半期

 

変化率



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

売上高


$8,180


$8,504


$8,179


-4%


-

税引き前営業利益


$967


$1,152


$1,155


-16%


-16%

税引き前営業利益率


11.8%


13.5%


14.1%


-172 bps


-230 bps

純利益(損失) - GAAPベース


$538


$644


$(2,255)


-16%


n/m

純利益(特別費用・利益を除く)*


$498


$644


$668


-23%


-25%

希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失) - GAAPベース


$0.39


$0.46


$(1.63)


-15%


n/m

希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)*


$0.36


$0.46


$0.48


-22%


-25%











 

北米の売上高


$2,820


$3,189


$2,811


-12%


-

海外の売上高


$5,283


$5,215


$5,237


1%


1%











 

北米の売上高(キャメロンを除く)


$2,265


$2,572


$2,246


-12%


1%

海外の売上高(キャメロンを除く)


$4,581


$4,559


$4,446


-


3%











 

* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。

n/m = not meaningful


「第4四半期の売上高は82億ドルで、前四半期比で4%減少しました。その要因は、北米陸上事業でほとんどの生産およびキャメロン関連の事業の活動が減少して価格が下がったことです。ワンサブシー(OneSubsea)の売上高が減少したことも売上高減少の要因となりましたが、当四半期は、新規プロジェクトの受注で6億ドル以上を計上し、受注残主導の活動サイクルが底に近づきました。」



「海外では、原油価格の下落にもかかわらず活動は底堅く、売上高は前四半期比で1%増加しました。ロシアでは季節的に活動が低迷しましたが、中東、アジア、アフリカで売上高が増加したことからその影響は相殺されました。欧州および中南米の売上高は前四半期比で横ばいでした。」



「前四半期比での業績は、北米陸上事業での生産およびキャメロン関連の活動の影響を大きく受けました。これは、北米の連結売上高が前四半期比で12%減少したことから分かります。ワンスティム(OneStim)の売上高は前四半期比で25%減少しました。これは、当四半期の後半に多数の設備を待機させることに決定したことや、第4四半期の入札サイクルの早い時期に2019年上半期の専属契約の確保に注力したためです。掘削グループの売上高は前四半期比で1%増加しました。ノルウェー、サウジアラビア、インド、アルゼンチン、エクアドル、中国、およびイラクで統合掘削サービス(IDS)プロジェクトのために掘削リグを追加動員しました。油層定義グループの売上高は前四半期比で1%減少しました。その要因は、ワイヤーラインとワンサーフェス(OneSurface®)の売上高が減少したことと、ソフトウエア統合ソリューション(SIS)のソフトウエアおよびウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの年度末の売上が限定的だったことです。キャメロンの売上高は前四半期比で3%減少しました。これは主にワンサブシー(OneSubsea)およびバルブ・計測の製品ラインの売上高が減少したためです。」



「マクロ的観点では、第4四半期に原油価格が急激に下落しましたが、その主な要因は、米国のシェール生産が今年初めの活動の急増により驚くほど増加したことや、地政学的状況が世界的な需給バランスのセンチメントにマイナスの影響を及ぼしたことです。これらの要因や、世界的な成長と米国の利上げをめぐる懸念による株式市場の大幅な下落が相まって、2018年の最後に最悪に近い状況が生じました。」



「2019年には、需給バランスのセンチメントが上向き、1年の間には原油価格は徐々に回復に向かうと予想しています。その根拠として、OPECとロシアの減産の効果が全面的に表れていること、2018年下半期の北米陸上の活動低迷の影響が生産の伸びに影響していること、イランの輸出制裁の適用除外が期限を迎え、更新されないこと、米国と中国が継続中の貿易紛争の解決に向けて努力し続けていることなどが挙げられます。」



「一方、最近の原油価格の変動により、2019年の探鉱・生産(E&P)支出の見通しがさらに不透明になり、顧客企業は年初にはより保守的なアプローチを取っています。そのため、わずか3カ月前に予想した探鉱・生産支出の幅広い回復は再び先送りになりそうです。」



「しかし、最近、顧客企業との話し合いで、E&P投資は正常化し始め、より持続可能な世界的資源基盤の資金管理を反映しているという明確な兆候があると見ています。北米陸上E&P事業者にとって、これは将来の投資がフリーキャッシュフローでカバーできるレベルにさらに近づく可能性が高いことを示しています。逆に、中東とロシアを除く海外市場では、4年にわたる過少投資とキャッシュフロー最大化への注力の結果、国営石油会社も独立系企業も、生産を現在のレベルに維持するためだけに資源基盤に投資する必要があると考え始めています。」



「このような状況により、シュルンベルジェにとって、海外市場では現在の原油価格でも一桁台の堅調な成長が見込まれるものの、北米陸上では、資本コストの増加と、投資をフリーキャッシュフローに合わせて調整することに重点を置くことで、掘削活動と生産活動の見通しはさらに不透明になっています。」



「このような環境の中で、当社は2019年の事業計画に大きな柔軟性を組み込み、これによりあらゆる投資と活動のシナリオに対処するための手段と自信が得られます。また、2019年計画の基盤は、純負債を増やすことなく、すべての事業ニーズに対応するのに十分なキャッシュフローを生み出すという明確な取り組みです。2018年下半期にフリーキャッシュフローが非常に好調に推移したことを受け、当社は、売上高増加、利益率向上、規律ある投資、運転資金の慎重な管理により、2019年には流動性ポジションをさらに改善できると確信しています。」



その他の出来事



当四半期、シュルンベルジェは当社普通株式210万株を1株当たり平均48.44ドル、総額1億ドルで買い戻しました。



2018年11月15日、シアウォーター・ジオサービシズ・ホールディング(Shearwater GeoServices Holding
AS)は、ウェスタンジーコの海洋地震探査資産と事業の買収を完了しました。シュルンベルジェは、6億ドルの現金対価と、取引完了後のシアウォーター・ジオサービシズ・ホールディングASの15%の株式持分を取得しました。



2019年1月16日、当社取締役会は、流通普通株式1株当たり0.50ドルの四半期配当を承認しました。この配当金は、2019年2月13日現在の登録株主に対し、2019年4月12日に支払われます。



地域別連結売上高
































































































































































































 

(単位:100万)



四半期

 

変化率



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

北米


$2,820


$3,189


$2,811


-12%


-

中南米


978


978


1,034


-


-5%

欧州/CIS/アフリカ


1,842


1,820


1,816


1%


1%

中東・アジア


2,464


2,417


2,387


2%


3%

その他


76


100


131


n/m


n/m



$8,180


$8,504


$8,179


-4%


-











 

北米の売上高


$2,820


$3,189


$2,811


-12%


-

海外の売上高


$5,283


$5,215


$5,237


1%


1%











 

北米の売上高(キャメロンを除く)


$2,265


$2,572


$2,246


-12%


1%

海外の売上高(キャメロンを除く)


$4,581


$4,559


$4,446


-


3%

 

n/m = not meaningful


第4四半期の連結売上高は82億ドルで、前四半期比で4%減少しました。北米の売上高は12%減の28億ドル、海外は1%増の53億ドルでした。



北米



北米地域の連結売上高は28億ドルで、前四半期比で12%減少しました。これは、北米陸上事業でほとんどの生産およびキャメロン関連の事業の活動が減少して価格が下がったためです。ワンスティム(OneStim)の売上高は前四半期比で25%減少しました。これは、当四半期の後半に、多数の設備を待機させることに決定したことや、第4四半期の入札サイクルの早い時期に2019年上半期の専属契約の確保に注力したためです。キャメロンの陸上事業では、バルブ・計測および坑口システムの活動が低調で、売上高は減少しました。沖合事業の売上高は若干減少しました。開発プロジェクトで掘削活動が増加し、ウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が増加しましたが、キャメロンの活動が低調だったことから、その効果は相殺されマイナスの影響が出ました。



海外



中南米地域の連結売上高は前四半期比で横ばいの10億ドルとなりました。中南米南部地域市場では、新規掘削プロジェクトならびにキャメロンの坑口システムの活動が増加して、売上高は増加しましたが、アルゼンチンでの水圧破砕事業が減少したことから、その効果は部分的に相殺されました。メキシコ・中米地域市場の売上高は減少しました。これは、前四半期に好調だったウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が減少したためです。中南米北部・ベネズエラ地域市場の売上高は前四半期比で横ばいでした。



欧州/CIS/アフリカ地域では、ロシアと北海で季節的に活動が低調だったものの、連結売上高は前四半期比で1%増加して18億ドルとなりました。売上高が増加した要因は、サハラ以南アフリカ地域市場で掘削活動が活発になり、モザンビークとアンゴラでウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が伸びたことです。北アフリカ地域市場でも売上高が増加しました。その要因は、アルジェリアでの新規プロジェクトで水圧破砕活動と掘削活動が活発になったことや、リビアで坑井介入プロジェクトが開始されたことです。ノルウェー&デンマーク地域市場を中心に、この地域全体でキャメロンの売上高が増加しました。



中東・アジア地域の連結売上高は前四半期比で2%増加して25億ドルとなりました。その主な要因は、中東東部地域市場で売上高が伸びたことです。イラクでIDSプロジェクト活動が活発化し、オマーンで水圧破砕活動が増加し、アラブ首長国連邦でワイヤーラインおよび坑井試験サービスの探鉱活動が活発になりました。サウジアラビアでの一括ターンキー(LSTK)プロジェクトでは、売上高がさらに増加し、25基のリグすべてが完全配備されています。極東アジア・オーストラリア地域市場の売上高は前四半期比で増加しました。中国で掘削活動と坑井建設活動が増加し、この地域市場全体でSISソフトウエアおよびウェスタンジーコ・マルチクライアント地震探査ライセンスの売上が伸びました。しかし、中東北部地域市場では、クウェートとエジプトでワンサーフェス(OneSurface)の売上高が減少し、IDSプロジェクトが完了したことから、売上高は前四半期比で減少しました。この地域でのキャメロンの売上高は前四半期比で横ばいでした。インドでは坑口システムの売上が増加したものの、サウジアラビアおよび極東アジア・オーストラリア地域市場で活動が低調だったことから、その効果は相殺されました。



油層定義































































(単位:100万)


四半期

 

変化率


2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

売上高

$1,651


$1,676


$1,640


-1%


1%

税引き前営業利益

$364


$372


$359


-2%


1%

税引き前営業利益率

22.0%


22.2%


21.9%


-16 bps


17 bps


油層定義グループの売上高は前四半期比で1%減少して17億ドルとなり、そのうち79%は海外市場の売上高でした。売上高減少の要因は、ロシアでのワイヤーラインの活動が季節的に減少したこと、北米沖合でワイヤーラインの探鉱活動が減少したこと、中東でのワンサーフェス(OneSurface)の活動が減少したことです。しかし、この影響は、中国、ロシア、インド、ベトナム、ノルウェーでの年度末のSISソフトウエアの売上、ならびにカタール、アラブ首長国連邦、オマーン、イラクで試験サービスの活動が活発になったことから部分的に相殺されました。ウェスタンジーコの売上高は前四半期比でほぼ横ばいでした。11月に事業を売却した後、海洋地震探査データ取得活動が減少しましたが、モザンビーク、アンゴラ、オーストラリア、北米沖合での年度末のマルチクライアント地震探査ライセンスの売上により、この影響は完全に相殺されました。



油層定義グループの税引き前営業利益率は22%で、前四半期比でほぼ横ばいでした。利益率の高いSISソフトウエアとウェスタンジーコのマルチクライアント地震探査ライセンスの売上が寄与したものの、利益率の高いワイヤーラインの売上高が季節的に減少したことから、その効果は相殺されました。



第4四半期、油層定義グループは、多数の契約締結、新たなマルチクライアント地震探査、および技術と分野専門知識を活用して操業効率を高めたことが業績につながりました。



メキシコでは、BHPビリトンがシュルンベルジェと、メキシコ湾の深海トリオン・プロジェクトで探鉱および評価サービスを提供する2年契約を結びました。これには1年の延長オプションが含まれています。作業範囲には、SonicScope*
掘削同時多極音波検層サービス、Quanta Geo* フォトリアリスティック油層地質学サービス、Litho Scanner*
高解像度分光学サービス、CLEANCUT* カッティングス回収・搬送システムが含まれます。



オーストラリアでは、シュルンベルジェが顧客企業向けにConcert*
坑井試験ライブパフォーマンス技術を採用し、主要沖合ガスコンデンセート田の最初の採掘井を試験しました。Concertの性能により、超高流量の坑井に必要な試験範囲の管理で新たな効率レベルを達成しました。自動リアルタイムデータ収集および通信により共同分析が可能になり、試験作業を把握しやすくなるとともに、現場人員を大幅に削減することができました。



インドネシアでは、統合サービス管理(ISM)がKSオルカ(KS
Orka)向けに21の地熱井で技術を組み合わせ、ソリック・マラピ地熱井で操業コストを削減しました。この油層の特徴は、非常に硬い火山岩と最高250ºCの高温です。これらの技術には、PowerPak*
操行性モーターとXtreme* 高圧高温坑井検層プラットフォームが含まれます。



ノルウェーでは、ペトロASがシュルンベルジェと、DELFI* コグニティブE&P 環境を提供し、ECLIPSE*
業界基準シミュレーターおよびINTERSECT*
高分解能油層シミュレーターを使用する2年のサービスとしてのソフトウエア(SaaS)契約を結びました。これらの技術により、ペトロASはアクティブなライセンスの理解を深め、これらをランク付けして分析し、最大の効果を上げるものを見出すことができます。



ディアス・ノルゲ(Dyas Norge AS)はSISと、ノルウェー大陸棚のフォーゲルベルク発見ガス田でDELFI
コグニティブE&P環境を使用するSaaS契約を結びました。



スリランカ沖合では、ウェスタンジーコがスリランカ石油資源開発局および主要石油ガス会社向けに、サードパーティの地震探査データ取得船舶を用いて、5020-kmの2次元マルチクライアント調査を開始しました。これは、スリランカでこれまでに行われた調査で最大規模であり、業界の事前積立資金で援助されます。



掘削





































































 

(単位:100万)



四半期

 

変化率



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

売上高


$2,461


$2,429


$2,180


1%


13%

税引き前営業利益


$318


$339


$319


-6%


-

税引き前営業利益率


12.9%


14.0%


14.6%


-105 bps


-170 bps


掘削グループの売上高は前四半期比で1%増の25億ドルで、そのうち73%は海外市場の売上高でした。ノルウェー、サウジアラビア、インド、アルゼンチン、エクアドル、中国、イラクでの統合掘削プロジェクトで引き続き掘削リグを追加動員したことから、掘削・計測、M-I
SWACO、IDSで業績が伸びました。掘削グループの北米陸上での売上高は、傾斜掘り事業に後押しされ、底堅さを維持しました。しかし、売上高の増加は、北半球、特にロシアでの活動が季節的に減少したことで部分的に相殺されました。



掘削グループの税引き前営業利益率は、前四半期比で1.05ポイント低下して13%となりました。その要因は、ロシアでの活動が季節的に低調だったことと、海外事業全体でIDSプロジェクト活動が拡大するために伴い追加設備の動員にかかる費用が増加したことです。



当四半期、掘削グループの業績は、記録を塗り替えるいくつかの掘削技術とドリルビット技術を配備したこと、GeoSphere*
掘削同時油層マッピング・サービスで回収を最適化したこと、および多数の契約締結により支えられました。



ニューメキシコ州デラウエア盆地では、掘削・計測サービスがXTOエナジー向けに PowerDrive Orbit*
回転操行性システムを採用し、最も長い枝抗を有する最長の坑井を掘削しました。XTOエナジーは、ジェームズ・ランチ・ユニットD12
#191H鉱区を全深度の2万6150フィートまで掘削し、この坑井はパーミアン盆地で掘削した最長の水平坑井となりました。また、XTOエナジーは、LHS
ランチ4-40 4004BH鉱区でパーミアンで最長の1万6426フィートの枝孔を掘削しました。PowerDrive
Orbitシステムにより別の油層にも近づくことができ、顧客企業は操業コストを削減し、他の方法では近づけなかった貴重な油層領域に近づくことで、土地利用を最適化しました。



エニ・イラク(Eni Iraq
B.V.)はシュルンベルジェと、ズバイル油田の最低8本の坑井でIDS契約を結びました。成果ベースのこの契約は、同じ油田でのエニとの以前の契約に基づくもので、DBOS*
ドリルビット最適化システム、i-DRILL*統合ダイナミックシステム分析サービス、COLOSSUS*
ライナーハンガー・システムなどの技術の提供が含まれます。



同じくイラクでは、IDSがエニ・イラク向けに、開坑から全深度まで20日間で坑井を建設する新記録を達成しました。これは以前の記録を13%上回ります。このターンキー・プロジェクトでは、複雑さの異なる複数の坑井タイプを掘削する必要があり、これには幅広い技術が必要です。掘削技術の一部として、ROPO*
掘進率最適化ソフトウエア、RigHour* 多分岐型抗井掘削操業効率分析、StingBlade*円錐ダイヤモンドエレメント・ビットが含まれます。



テキサス州西部のパーミアン盆地では、掘削・計測サービスがアパッチ・コーポレーション(Apache
Corporation)向けにPowerDrive
Orbit回転操行性システムを採用して坑井を掘削し、ローワー・スプラベリー地層で掘削時間を27時間短縮しました。PowerDrive Orbit
システム技術により、7600フィートの水平区間を29時間強で単一作業で掘削しました。この地層のオフセット井の同様の水平区間では、従来型モーターを用いて坑底で平均56.1時間かかりましたが、今回の作業での掘削時間はこの約2倍の速さとなりました。



コロラド州デンバー・シュレスバーグ盆地では、ビット・掘削ツールがHyperBlade*
双曲型ダイヤモンドエレメント・ビット技術を採用し、顧客企業は2本の坑井で掘削効率を高めました。1本の坑井では、HyperBladeビット技術により、垂直区間の掘進率(ROP)が50%向上しました。これにより、オペレーターは、従来型ビットを用いたオフセット井に比べ、掘削時間を7.5時間短縮することができました。もう1本の坑井は、464.6
ft/hの坑底ROPでこの盆地で最も速く全深度まで掘削した坑井となりました。



ロシアでは、ビット・掘削ツールがオレンブルグネフチ向けに技術を組み合わせ、1本の坑井で、従来型のザイキノ・ゾレンスコエ油田のオフセット井に比べ、約75時間掘削時間を短縮しました。技術には、AxeBlade*
条付きダイヤモンドエレメント・ビット、StingBlade円錐ダイヤモンドエレメント・ビット、3DC* 3次元カッターが含まれます。



北海英国水域のシェハリオン油田では、掘削・計測サービスがBP向けにGeoSphere掘削同時油層マッピング・サービスを採用し、2本の坑井で地質学的枝掘りの可能性を低下させました。GeoSphereサービスで坑井内から20m~30mのチャネル砂層をマッピングすることで、顧客企業は地層の理解を深め、貯留層接触と回収を最大化することができました。



アパッチ・ノースシーUK(Apache North Sea UK
Limited)はシュルンベルジェと、北海英国水域のプラットフォームおよび海底掘削プロジェクトで掘削および坑井仕上げ流体を提供する3年契約を結びました。これには2回の1年延長オプションが含まれています。この新規契約は2018年10月1日に発効し、操業は12月に開始されました。



生産





































































 

(単位:100万)



四半期

 

変化率



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

売上高


$2,936


$3,249


$3,078


-10%


-5%

税引き前営業利益


$198


$320


$316


-38%


-37%

税引き前営業利益率


6.8%


9.9%


10.3%


-310 bps


-351 bps


生産グループの売上高は前四半期比で10%減の29億ドルで、売上高の53%は海外市場の売上高でした。北米陸上でのワンスティム(OneStim)の売上高は25%減少しました。これは、当四半期の後半に多数の設備を待機させることに決定したことや、第4四半期の入札サイクルの早い時期に2019年上半期の専属契約の確保に注力したためです。坑井サービスでも、アルゼンチンで水圧破砕活動が減少したことから海外の売上高が減少しました。しかし、売上高の減少は、ロシア、大陸欧州、サハラ以南アフリカ、中東、エクアドルで製品売上が伸び、サービス活動が活発になったことから人工採油ソリューションの売上高が増加したことで、部分的に相殺されました。



生産グループの税引き前営業利益率は、前四半期比で3.10ポイント低下して7%となりました。これは、北米陸上でのワンスティム事業で価格が低下し活動が低調だったためです。



生産グループの業績は、契約締結と、新しいセメンチングおよび水圧破砕技術を導入したことで後押しされました。これらの技術により操業効率と坑井の生産性が高まりました。Fulcrum*
セメント搬送破砕パフォーマンス技術により、水圧破砕した水平区間で優れた坑井地層分離を行うことができます。また、BroadBand
Precision* 統合仕上げサービスにより、フラクチャーの先端から坑井まですべてのフラクチャーを刺激して開いたままにし、BroadBand
Shield*
フラクチャー形状制御サービスにより、隣接するの坑井との連通(坑井間干渉)のリスクを抑えました。これは、間掘り坑井や多分岐型抗井パッドでは特に重要です。



サウジアラムコはシュルンベルジェと、サウスエリアの従来型ガス田で坑井刺激および試験サービスを提供する3年の統合生産サービス契約を結びました。この契約には1年の延長オプションが付いており、BroadBand
Sequence* 破砕サービスとOpenPath* 刺激サービスが含まれています。



パーミアン盆地では、坑井サービスがFulcrumセメント搬送破砕パフォーマンス技術を採用し、水平坑井の水圧破砕で地層分離を阻害する可能性のあるケーシングの背後の掘削流体を除去する上での問題を克服しました。1万フィートの枝抗を伴う5つの水平坑井をセメンチングした後、セメントボンド検層で、ボンド指数は平均して55%向上し、従来の方法でセメンチングしたオフセット坑井に比べ、優れた地層分離を実現しました。ワンスティム(OneStim)がこれらの5本の坑井を水圧破砕し、初期生産量を過去2年で従来の刺激方法で仕上げた半径10マイル内の代表的オフセット坑井の公開データと比較しました。Fulcrum技術で処理した5本の坑井の3カ月の平均累積流体生産量は、枝抗の長さで標準化して、これらのオフセット坑井より22%増加しました。



カナダでは、ワンスティム(OneStim)が、コイルドチュービングによりBroadBand
Precision統合仕上げサービスを提供し、アルバータ州のカルディウム地層で坑井当たり最大160の破砕段階を完了しました。BroadBand
Precisionサービスにより、破砕段階間の移行時間はわずか4分に短縮されました。また、スリーブのサイズを最適化したことで、設置時の効率が高まり、リグ時間は坑井当たり最大16時間短縮することができました。



ノースダコタ州では、ワンスティム(OneStim)が技術を組み合わせて、旧水平坑井近くの新たな間掘り坑井を刺激しました。顧客企業は、約2週間かかるクリーンアウト作業が不要になり、約40万ドルのコストを削減しました。ワンスティムの専門家はBroadBand
Shield
フラクチャー形状制御サービスを用いて新しい刺激処理法を設計し、坑井間干渉をなくしました。この処理によりサンドプラグの必要がなくなり、以前の主要坑井の生産性を維持するとともに、坑井間干渉をなくすことに成功したことをWellWatcher
Stim* 刺激モニタリング・サービスで確認しました。



北海英国水域では、坑井サービスがBP向けにCemPRIME*
エンジニアード化学スペーサー技術を採用し、アックメルビック油田でプラグ作業と廃坑作業のコストを削減しました。この技術では、流体の親和性が高まったため、2スペーサーから単一スペーサー流体システムに切り替えることができ、セメント設置時間への影響が軽減されました。



キャメロン





































































 

(単位:100万)



四半期

 

変化率



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め


前四半期比

 

前年同期比

売上高


$1,265


$1,298


$1,414


-3%


-11%

税引き前営業利益


$127


$148


$203


-14%


-37%

税引き前営業利益率


10.0%


11.4%


14.4%


-140 bps


-432 bps


キャメロンの売上高は、前四半期比で3%減少して13億ドルとなり、売上高の55%は海外市場の売上高でした。坑口システムの売上は増加したものの、ワンサブシー(OneSubsea)とバルブ・計測の製品ラインの売上高が減少したことから、その効果は相殺され、マイナスの影響が出ました。掘削システムの売上高は横ばいでした。また、当四半期、ワンサブシーは新規プロジェクト注文で6億ドル以上を計上しました。これは、受注残中心の活動がサイクルの底に近づいたことを示しています。坑口システムの売上は、インド、欧州・アフリカ、中東、中南米で伸び、バルブ・計測では、北米陸上の活動が減少して売上高は減少しました。



キャメロンの税引き前営業利益率は、前四半期比で1.40ポイント低下して10%となりました。これは、ワンサブシーの利益率が低下したためです。



第4四半期、キャメロンは世界の主要深海盆地の4カ所に統合海底生産システムと統合掘削パッケージを配備する複数の契約を獲得しました。また、ワンサブシーとサブシー7(Subsea
7)のグローバル・パートナーシップであるサブシー・インテグレーション・アライアンス(Subsea Integration
Alliance)は米国メキシコ湾と北海英国水域で過去最高の長さの延長タイバック設備を稼働させ、生産開始までの期間を短縮しました。



エキノル(Equinor)がワンサブシー(OneSubsea)と、北海ノルウェー水域のビグディス油田で、業界初の全電動ブースティングシステムを供給する設計・調達・建設(EPC)契約を結びました。契約範囲には、マニホールド基盤と保護構造体を備えたポンプステーションと、ポンプモジュール、トップサイド機器、アンビリカル、電気作動の全電動制御装置が含まれます。作業は2018年12月に開始され、2020年第1四半期に完了する予定です。



エッソ・オーストラリアはサブシー・インテグレーション・アライアンス(Subsea Integration
Alliance)と、オーストラリア沖合で、統合海中設計・調達・建設・据付・試運転(EPCIC)契約を結びました。このサプライヤー主導の統合開発ソリューションは、海底生産システム(SPS)と海底アンビリカル、ライザー、フローライン(SURF)を統合したものです。坑井はロングフォード陸上ガスプラントにタイバックされます。沖合での設置作業は2020年に予定されています。



シュルンベルジェの海底多段階ブースティングシステム技術により、北海英国水域および米国メキシコ湾で最長のタイバックを開発することができました。北海英国水域のオッター油田では、統合ソリューションの一部として18マイルのタイバックが、成熟資産の生産セキュリティーを提供します。米国メキシコ湾のダルマチアン油田では、増進回収プロジェクトの一部として22マイルのタイバックを用いました。これらのプロジェクトはサブシー・インテグレーション・アライアンスが実施しました。



エキノル(Equinor)とサウス・アトランティック・ホールディング(South Atlantic Holding
B.V.)は、シュルンベルジェと、ペレグリノCプラットフォームで、トータル・ウェル・デリバリー(Total Well
Delivery)の契約を結び、キャメロン掘削モジュールを提供するキャメロンEPC契約を修正しました。リオデジャネイロの海岸から85km沖合で、掘削モジュールをプラットフォームCに設置し、現在のプラットフォームAおよびBでは近づけない貯留層の生産井と注入井で掘削をサポートしました。トータル・ウェル・デリバリー・モデルにより、シュルンベルジェは、坑井建設サービス、掘削管理サービス、DrillPlan*コヒーレント坑井建設計画ソリューションを含む高度デジタル技術ソリューションの全範囲を提供し、22本の坑井を掘削します。この統合モデルには、掘削モジュールの効率向上、合理化された連続ワークフロー、多技能作業員による坑井現場での人的資源最適化が含まれます。

































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































財務諸表


 




 


 


要約連結損益計算書

(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)









 



第4四半期


通期

12月31日締め

 

2018

 

2017

 

2018

 

2017









 

売上高


$8,180


$8,179


$32,815


$30,440

利息およびその他の収入


31


52


149


224

事業売却による利益(1)


215


-


215


-

経費









売上原価


7,172


7,201


28,478


26,543

研究・エンジニアリング


178


192


702


787

一般管理費


114


109


444


432

減損その他 (1)


172


2,701


356


3,211

合併・統合 (1)


-


95


-


308

利息

 

142

 

143

 

575

 

566

税引き前利益(損失)


$648


$(2,210)


$2,624


$(1,183)

税金費用(1)

 

100

 

62

 

447

 

330

シュルンベルジェに帰属する純利益(損失) (1)


$548


$(2,272)


$2,177


$(1,513)

非支配持分に帰属する純利益(損失)

 

10

 

(17)

 

39

 

(8)

シュルンベルジェに帰属する純利益(損失) (1)

 

$538

 

$(2,255)

 

$2,138

 

$(1,505)









 

シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(損失)(1)

 

$0.39

 

$(1.63)

 

$1.53

 

$(1.08)









 

平均流通株式数


1,384


1,385


1,385


1,388

希薄化後平均流通株式数

 

1,392

 

1,385

 

1,393

 

1,388









 

経費に含まれる減価償却費(2)

 

$919

 

$906

 

$3,556

 

$3,837

(1)

 

詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。

(2)


有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。



 

要約連結貸借対照表


 




(単位:100万)





 



12月31日


12月31日

資産の部

 

2018

 

2017

流動資産





現金および短期投資


$2,777


$5,089

売掛金


7,881


8,084

その他の流動資産

 

5,073

 

5,324



15,731


18,497

固定資産


11,679


11,576

マルチクライアント地震探査データ


601


727

のれん


24,931


25,118

無形資産


8,727


9,354

その他の資産

 

8,838

 

6,715

 

 

$70,507

 

$71,987





 

負債および株主資本の部

 

 

 

 

流動負債





買掛金・未払負債


$10,223


$10,036

概算所得税債務


1,155


1,223

短期借入金・長期債務の1年以内返済分


1,407


3,324

未払配当金

 

701

 

699



13,486


15,282

長期債務


14,644


14,875

繰延税金


1,441


1,650

退職後給付


1,153


1,082

その他の負債

 

3,197

 

1,837



33,921


34,726

株主資本

 

36,586

 

37,261

 

 

$70,507

 

$71,987





 

流動性

 

(単位:100万)

流動性内訳

 

12月31日
2018

 

9月30日
2018

 

12月31日
2017

現金および短期投資


$2,777

 

$2,854

 

$5,089

短期借入金・長期債務の1年以内返済分


(1,407)


(3,215)


(3,324)

長期債務


(14,644)


(14,159)


(14,875)

純負債 (1)


$(13,274)


$(14,520)


$(13,110)







 

流動性増減の詳細を以下に示します。













 



通期


第4四半期


通期

12月31日締め

 

2018

 

2018

 

2017







 

純利益(損失)(非支配持分控除前)


$2,177


$548


$(1,513)

減損およびその他の費用(税引き後)(非支配持分控除前)


320


156


3,624

ウェスタンジーコ海洋地震探査事業の売却による利益(税引き後)


(196)


(196)


-



$2,301


$508


$2,111

減価償却(2)


3,556


919


3,837

株式報酬費用


345


86


343

運転資金の増減


(442)


705


(823)

米国連邦税還付金


-


-


685

その他


(47)


113


(490)

営業活動によるキャッシュフロー(3)


$5,713


$2,331


$5,663

設備投資


(2,160)


(621)


(2,107)

SPM投資


(981)


(262)


(1,609)

資本計上されたマルチクライアント地震探査データ


(100)


(37)


(276)

フリーキャッシュフロー(4)


2,472


1,411


1,671

支払配当金


(2,770)


(693)


(2,778)

自社株買い戻しプログラム


(400)


(100)


(969)

従業員持株制度による受取金


261


5


297



(437)


623


(1,779)

ウェスタンジーコ海洋地震探査事業の売却による受取金(譲渡した現金控除後)


579


579


-

事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除)


(292)


(2)


(847)

その他


(14)


46


(363)

純負債の減少(増加)


(164)


1,246


(2,989)

純負債(期首)


(13,110)


(14,520)


(10,121)

純負債(期末)


$(13,274)


$(13,274)


$(13,110)







 

(1)

 

「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。

(2)


有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。

(3)


退職金として、2018年12月31日締め通期および第4四半期にそれぞれ3億4000万ドルと7500万ドル、2017年12月31日締め通期および第4四半期にはそれぞれ4億5500万ドルと1億800万ドルが含まれます。

(4)


「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、SPM投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的支出で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。


特別費用・利益



2018年度通期および第4四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gに基づく)を提示しています。特別費用・利益を除く純利益、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益、特別費用・利益を除く実効税率)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用います。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、これらの指標の代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようしてください。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。










































































































































































































































































































































































































































































































































































 

(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)











 



2018年第4四半期



税引き前

 

税金

 

非支配持分

 

純額

 

希薄化後EPS

シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)


$648


$100


$10


$538


$0.39

海洋地震探査事業の売却による利益


(215)


(19)


-


(196)


(0.14)

資産減損(1)


172

 

16

 

-

 

156

 

0.11

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)


$605

 

$97

 

$10

 

$498

 

$0.36











 



2017年第4四半期



税引き前

 

税金

 

非支配持分

 

純額

 

希薄化後EPS*

シュルンベルジェの純損失(GAAPベース)


$(2,210)


$62


$(17)


$(2,255)


$(1.63)

減損その他:











ウェスタンジーコ地震探査の再編


1,114


20


-


1,094


0.79

ベネズエラの投資の評価損


938


-


-


938


0.67

人員削減


247


13


-


234


0.17

マルチクライアント地震探査データ減損


246


81


-


165


0.12

その他の事業再編費用


156


10


22


124


0.09

合併・統合


95


26


-


69


0.05

長期建設プロジェクトに関する損失引当金 (2)


245


22


-


223


0.16

米国税制改革(3)


-

 

(76)

 

-

 

76

 

0.05

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)


$831

 

$158

 

$5

 

$668

 

$0.48











 



2018年通期



税引き前

 

税金

 

非支配持分

 

純額*

 

希薄化後EPS

シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)


$2,624


$447


$39


$2,138


$1.53

海洋地震探査事業の売却による利益


(215)


(19)


-


(196)


(0.14)

減損その他:











人員削減


184


20


-


164


0.12

資産減損


172

 

16

 

-

 

156

 

0.11

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)


$2,765

 

$464

 

$39

 

$2,261

 

$1.62

 

(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)



 


 


 


 



2017年通期


税引き前

 

税金

 

非支配持分

 

純額

 

希薄化後EPS

シュルンベルジェの純損失(GAAPベース)

$(1,183)


$330


$(8)


$(1,505)


$(1.08)

減損その他:










ウェスタンジーコ地震探査の再編

1,114


20


-


1,094


0.79

ベネズエラの投資の評価損

938


-


-


938


0.67

約束手形の公正価値調整等

510


-


12


498


0.36

人員削減

247


13


-


234


0.17

マルチクライアント地震探査データ減損

246


81


-


165


0.12

その他の事業再編費用

156


10


22


124


0.09

合併・統合

308


70


-


238


0.17

長期建設プロジェクトに関する損失引当金 (2)

245


22


-


223


0.16

米国税制改革(3)

-

 

(76)

 

-

 

76

 

0.05

シュルンベルジェ純利益(特別費用・利益を除く)

$2,581

 

$470

 

$26

 

$2,085

 

$1.50


2018年第3四半期には特別費用・利益は計上されていません。











































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 

(1)


要約連結損益計算書の減損その他に計上

(2)


要約連結損益計算書の売上原価に計上

(3)


要約連結損益計算書の税金費用(税効果額)に計上

* 端数処理の関係で合計数値が合わない場合があります。

セグメント

 

(単位:100万)


 

四半期



2018年12月31日締め

 

2018年9月30日締め

 

2017年12月31日締め



売上高


税引き前利益


売上高


税引き前利益


売上高

 

税引き前利益

油層定義


$1,651


$364


$1,676


$372


$1,640


$359

掘削


2,461


318


2,429


339


2,180


319

生産


2,936


198


3,249


320


3,078


316

キャメロン


1,265


127


1,298


148


1,414


203

消去など


(133)


(40)


(148)


(27)


(133)


(42)

税引き前営業利益




967




1,152




1,155

全社など




(238)




(234)




(219)

受取利息(1)




8




8




25

支払利息(1)




(132)




(139)




(130)

特別費用・利益




43




-


 


(3,041)



$8,180


$648


$8,504


$787


$8,179


$(2,210)













 

(単位:100万)


 

通期



2018年12月31日締め

 

2017年12月31日締め



売上高

 

税引き前利益


売上高

 

税引き前利益

油層定義


$6,526


$1,392


$6,795


$1,244

掘削


9,250


1,239


8,392


1,151

生産


12,394


1,052


10,630


936

キャメロン


5,167


608


5,205


733

消去など


(522)


(104)


(582)


(143)

税引き前営業利益




4,187




3,921

全社など




(937)




(934)

受取利息(1)




52




107

支払利息(1)




(537)




(513)

特別費用・利益


 


(141)


 


(3,764)



$32,815


$2,624


$30,440


$(1,183)

 

(1) セグメントの業績に含まれる利息を除きます。

 

補足情報

 

1)

 

2019年通期の設備投資の指針はどうなっていますか?



2019年通期のシュルンベルジェの設備投資(マルチクライアントおよびSPM投資を除く)は約15億~17億ドルと予想されます。これは2018年の22億ドルより少なくなっています。



 

2)


2018年第4四半期の営業活動によるキャッシュフローおよびフリーキャッシュフローはどうなっていますか?



2018年第4四半期の営業活動によるキャッシュフローは23億ドルでした。2018年第4四半期のフリーキャッシュフローは14億ドルでした。これには、退職金の7500万ドルが含まれますが、ウェスタンジーコ海洋地震探査事業の売却による受取現金の6億ドルは含まれていません。



 

3)


2018年通期の営業活動によるキャッシュフローおよびフリーキャッシュフローはどうなっていますか?



2018年通期の営業活動によるキャッシュフローは57億ドルでした。2018年通期のフリーキャッシュフローは25億ドルでした。これには、退職金の3億4000万ドルが含まれますが、ウェスタンジーコ海洋地震探査事業の売却による受取現金の6億ドルは含まれていません。



 

4)


2018年第4四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか?



2018年第4四半期の「利息およびその他の収入」は3100万ドルで、その内訳は、持分法投資利益の2100万ドルと受取利息の1000万ドルです。



 

5)


2018年第4四半期に受取利息と支払利息はどのように変化しましたか?



2018年第4四半期の受取利息は1000万ドルとなり、前四半期比で横ばいでした。支払利息は1億4200万ドルとなり、前四半期比で500万ドル減少しました。



 

6)


税引き前営業利益とシュルンベルジェの税引き前連結利益の違いは何ですか?



この違いは主に、セグメントに割り当てられていない社費、特別費用・利益、および受取利息・支払利息、ならびに株式報酬費用、一定の無形資産に関連する償却費用、一部の一元管理イニシアチブ、その他の営業外項目です。



 

7)


2018年第4四半期の実効税率(ETR)は、どの程度でしたか?



GAAPに基づく2018年第4四半期の実効税率は15.4%、2018年第3四半期は16.4%でした。特別費用・利益を除く2018年第4四半期の実効税率は16.0%でした。2018年第3四半期には特別費用・利益は計上されていません。



 

8)


2018年12月31日時点での流通普通株式数はどれぐらいでしたか?また、この株式数は前四半期末からどの程度変化しましたか?



2018年12月31日時点での流通普通株式数は13億8300万株でした。以下の表に、2018年9月30日から2018年12月31日までの株式数の変化を示します。

(単位:100万)

2018年9月30日時点での流通株式数

 

1,385

オプション保有者に発行した株式(交換した株式を除く)


-

制限付き株式の付与


-

従業員株式購入制度に基づいて発行された株式


-

自社株買い戻しプログラム


(2)

2018年12月31日時点での流通株式数


1,383



 

9)


2018年第4四半期および2018年第3四半期の加重平均流通株式数はどれぐらいでしたか?また、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後加重平均流通株式数との差異調整はどのようになっていますか?



2018年第4四半期および第3四半期の加重平均流通株式数は、それぞれ13億8400万株と13億8500万株でした。



 



以下の表に、加重平均流通株式数と、希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)の計算で用いた希薄化後平均流通株式数の差異調整を示します。

(単位:100万)


 

第4四半期
2018

 

第3四半期
2018

加重平均流通株式数


1,384


1,385

想定されるストックオプションの行使


-


-

未付与の制限付き株式


8


7

希薄化後平均流通株式数


1,392


1,392





 

10)


シュルンベルジェ生産管理(SPM)プロジェクトとはどのようなものですか? 
また、シュルンベルジェはこのプロジェクトの売上高をどのように計上していますか?




SPMプロジェクトは、長期契約に基づき、シュルンベルジェの顧客企業に代わって開発と生産共同管理を中心に行います。シュルンベルジェは、当社のサービス、製品、また場合によっては現金を、油田開発活動と操業に投資します。一部の契約において、シュルンベルジェは、提供するサービスまたは製品の一部に対する売上高を計上し、その支払を受けますが、通常、シュルンベルジェは、サービスの提供時または製品納入時に支払を受けることはありません。代わりに、シュルンベルジェは、創出されたキャッシュフローあるいはバレル当たり料金で売上高を計上し、それが報酬となります。これには、シュルンベルジェが相互合意した基準を上回る生産増加分に対してのみ支払を受けるという一定の取り決めが含まれることがあります。



 

11)


PMプロジェクトに投資されるシュルンベルジェの製品とサービスはどのように計上されていますか?



売上高と関連する費用は、シュルンベルジェの各セグメントが、シュルンベルジェのSPMプロジェクトに提供したサービスと製品について、それぞれのセグメント内で計上されます。この売上高(公正価格に基づく)と関連する利益は、その後、「消去など」の項目に含まれる社内調整を通して消去されます(「消去など」の項目にはSPM消去以外の項目も含まれます)。さらに、シュルンベルジェのサービスまたは製品をSPMプロジェクトに提供することに関連する直接費用は、貸借対照表に計上されます。



 



計上されたこれらの投資は、現金および前述の直接費用の形となる場合があり、関連する生産が実現され、関連する売上高が計上された時に損益計算書に費用計上されます。この償却費用は、生産高比例法に基づいており、各生産高には、推定総生産量に基づき未償却費用の比例配分が割り当てられます。



 



SPM売上高と資産計上済み投資の償却および期間中に発生したその他の営業費用は、生産セグメントに反映されています。



 

12)


2018年12月31日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高はどれぐらいでしたか。また、これは2018年9月30日時点と比較して、投資と償却においてどのように変化しましたか。



2018年12月31日および2018年9月30日時点でのシュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高は、いずれも約42億ドルでした。これらの金額はシュルンベルジェの要約連結貸借対照表のその他の資産に含まれています。シュルンベルジェのSPMプロジェクト投資の未償却残高の変化を以下に示します。



 

(単位:100万)

2018年9月30日時点での残高

 



 


$4,248

SPM投資






262

SPM投資の償却






(152)

その他






(157)

2018年12月31日時点での残高






$4,201







 

13)


2018年第4四半期のウェスタンジーコ・マルチクライアントの売上高は、どうなりましたか?



2018年第4四半期のマルチクライアントの売上高(譲渡手数料を含む)は1億7600万ドル、2018年第3四半期は1億3900万ドルでした。



 

14)


2018年第4四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残はどれぐらいでしたか?



2018年第4四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残(顧客と締結済みの契約に基づく)は3億4300万ドルでした。2018年第3四半期末時点では3億2200万ドルでした。



 

15)


キャメロン・グループのワンサブシーおよび掘削システムの注文ならびに受注残はどのようなものでしたか?



ワンサブシーおよび掘削システムの注文と受注残は以下の通りです。


 

(単位:100万)

注文


第4四半期
2018

 

第3四半期
2018

ワンサブシー(OneSubsea)


$611

 

$425

掘削システム


$196


$193





 

受注残 (四半期末)





ワンサブシー(OneSubsea)


$1,903


$1,654

掘削システム


$495


$523

Contacts


Simon Farrant – Vice President of Investor Relations, Schlumberger
Limited
Joy V. Domingo – Manager of Investor Relations,
Schlumberger Limited
Office +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 シュルンベルジェ、2018年第4四半期および通期の業績を発表