空き家スゴロク


空き家スゴロクは3枚のシートで構成されています


空き家スゴロクのセット内容


「解説ブック」は紙芝居のように説明できます

この度、一般社団法人タガヤス(さいたま市、代表理事:小沢 理市郎)は、空き家問題と対策を自分事・地域事として遊びながら学べる「空き家スゴロク」、「空き家カルタ」を開発し、その運用を開始いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/388824/LL_img_388824_1.jpg
空き家スゴロク
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/388824/LL_img_388824_6.jpg
空き家カルタ

我が国の世帯数は今後減少し続けることが確実視されており、住まい手を失った空き家が大量に発生することが想定されています。
住まい手を失った空き家は、長期間放置されると、老朽化及び腐朽破損が進行し、利活用が困難になるだけではなく、周辺地域へ悪影響を及ぼすことがあります。空き家対策には、所有者が適正な管理を継続することだけでなく、地域全体で空き家問題に関心を持つことが大切ですが、問題意識を持つきっかけや、空き家対策を学ぶ機会も乏しい現状があります。一方、座学などで学ぶ機会があっても、問題意識が低い状況では、自らの発意で学びを得る行動に移すことも困難です。

そこで、タガヤスでは、地域のワークショップや催事、家庭内において、遊びながら空き家問題と対策を学べるツールを開発いたしました。
空き家カルタについては、既に東京都西東京市での運用を開始しておりましたが、2024年度以降、長野県伊那市・松本市を中心に地域ワークショップなどで本格的な運用を開始する予定です。このツールを通して、空き家問題に対する地域や所有者の意識が少しでも高まること、遊びを通して、世帯間交流、世代間交流が行われ、地域コミュニティが深まることを期待しています。

尚、空き家スゴロクは、令和5年度空き家対策モデル事業(国土交通省)の採択事業として、長野県伊那市、松本市との連携のもとに開発されています。空き家カルタは、タガヤスのメンバーである有限会社ヤギサワベース(西東京市、代表:中村 晋也 https://yagisawabase.com/ )により、同モデル事業の採択事業として開発されています。


<空き家スゴロク>
・地域のワークショップ、催し事、家庭内で遊びながら空き家問題とその対策を学び、空き家対策を通してまちづくりにつなげる一連の流れを学ぶボードゲームです。
・参加者は、幾つかのチームに分かれ、サイコロを振ってコマを進めていきます。
・とまったマスには様々な空き家問題に関するイベントが用意されており、報酬のハートをもらったり、取られたりしながらあがりまで進み、ハートの数を競うゲームです。
・マスの中には、皆で話合い考えるイベントが用意されており、写真のように、解説ブック(紙芝居のようなシート)を用いて、ファシリテーターが解説を行うことにより参加者は理解を深めていきます。
・ファシリテーターはタガヤス職員が行いますのでご相談ください。


<空き家対策一気通貫マニュアル>
・空き家スゴロクとあわせて、「空き家対策一気通貫マニュアル」も作成しました。
・このマニュアルは、空き家問題と対策及び空き家スゴロクの各イベントを詳しく解説したものです。
・住宅政策にも踏み込んだ一冊です。空き家問題を詳しく学びたい方や、空き家対策や住宅政策を担当する行政の皆さま、空き家スゴロクのファシリテーター向けに作成しています。


<空き家カルタ>
空き家カルタは、タガヤスの一員である有限会社ヤギサワベース(西東京市、代表:中村 晋也)により制作されました。
・空き家スゴロク同様に、地域のワークショップ、催し事、家庭内で遊びながら空き家問題とその対策に触れて学ぶツールです。
・読み札と取り札、さらには解説ブックが付属しており、解説ブックには読み札に書かれた空き家にまつわる解説が記載してあります。
・解説ブックは子供たちが親しみやすいイラストと解説文で構成され、詳しい知識のない子供たちでも遊びながら空き家問題に触れることができます。
・親子一緒に空き家カルタで遊ぶと、読み札の内容に関心を持った子供たちが大人たちに質問します。大人たちは、その質問に答えようとすることを通して、空き家問題をより深く学ぶことができます。


「空き家カルタ」と「空き家スゴロク」の二つを用いたワークショップや催事では、子供から大人まで世代を問わずに遊びながら空き家問題と対策を学ぶことができます。
ワークショップの運営では、専門家によるわかりやすい解説があると、より理解が深まります。
情報提供元: @Press