Wiki.js利用イメージ


従来のWikiの課題

オープンソースソフトウェア(※1)(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、社内のノウハウを蓄積し情報共有にも使用できるOSS『Wiki.js(ウィキ.ジェーエス)』の日本語マニュアルを2023年6月29日よりホームページにて公開します。
ホームページ: https://www.designet.co.jp/ossinfo/wiki.js/

このマニュアルは、画面イメージを使った解説や、利用に関する注意点も盛り込むことで『Wiki.js』の利用方法が分かりやすく、利用者に優しいマニュアルになっています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/359783/LL_img_359783_1.png
Wiki.js利用イメージ

■Wiki.jsとは
『Wiki.js』とは、オープンソースのWiki(※2)ツールです。
『Wiki.js』は、記事の整理機能や全文検索やタグ検索機能により、高い検索機能を持っています。また、管理面においては、権限機能により細やかなアクセス制御ができたり、記事のバックアップ機能や外部の認証サービスとの連携機能もあります。
このように『Wiki.js』は、企業利用する場合に必要となる機能がそろっているWikiツールです。

デージーネットでは、2023年6月29日より、次のURLで『Wiki.js』の「管理者マニュアル」と「利用者マニュアル」を無償公開します。

【Wiki.js管理者マニュアル】 https://www.designet.co.jp/ossinfo/wiki.js/adminmanual/
【Wiki.js利用者マニュアル】 https://www.designet.co.jp/ossinfo/wiki.js/usermanual/


■日本語マニュアル無償公開の背景
働き方改革やペーパーレス化の影響を受け、社内のノウハウや情報をWEB上でどこからでも共有できるようにするため、Wikiツールを導入する企業が増えてきています。
しかし、従来のWikiツールでは、そのソフトウェアが対応する書式で記事を書く必要があり、手間や学習コストがかかっていました。また、情報の整理や検索が難しく、当社で使用している中でもどこに何が書いてあるか分からないなどの課題がありました。さらに、権限管理の機能が弱く、秘匿性の高い情報の管理に懸念などもありました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/359783/LL_img_359783_2.png
従来のWikiの課題

『Wiki.js』は、従来のWikiツールの課題を解決した、企業での利用にも適しているWikiツールです。しかし『Wiki.js』の公式マニュアルは、すべて英語表記での解説となっています。そのため、『Wiki.js』の豊富な機能を理解し、使いこなすには、日本人ユーザにとって難しいものとなっています。
そこでデージーネットは、社会貢献の一環としてOSSをより効果的にビジネスに活用してもらえるよう『Wiki.js』の日本語マニュアルを作成しました。


■Wiki.jsを利用するメリット
自社専用Wikiに『Wiki.js』を利用することで以下のようなメリットがあります。

1. 安全に社内のノウハウを共有できる
『Wiki.js』では、管理者がグループごとにアクセス範囲を設定でき、特定のフォルダ配下の記事に対して、参照・編集・移動など細かい権限を付与できます。そのため、利用者全体が統一されたルールの元でWikiを運用していくことができます。
これにより、秘匿性の高い情報は特定のグループだけが操作できるなど、強固なセキュリティで安全に社内のノウハウを共有することができます。
また、『Wiki.js』は、シングルサインオン(※3)やLDAP(※4)認証などの外部認証を利用することができます。他の認証機能が利用できるので、現在利用しているシステムと同じID・パスワードでユーザ管理を行うことが可能です。

2. 初心者でも記事の作成が可能
多くのWikiツールでは、そのツールに沿った書式で記事を書く必要があり、記事を書くために専門的な知識が必要となる場合があります。
一方『Wiki.js』では、画面から視覚的に文章を作成したり編集することができるようになっています。そのため、記事を書くために専門的な知識や技術は必要ありません。

『Wiki.js』では、この他にMarkdown(※5)や、HTMLなど様々な形式で記事を作成することができます。特に技術者などは、無駄な記号やスペース、メタ文字が必要無いMarkdown形式の方が、効率良く文書を作成できる場合もあります。

作成した記事は、後から視覚的に文章を編集する形式に変換したり、逆に視覚的に作成した文章をMarkdown形式に変換することも可能です。
そのため『Wiki.js』は、作成者のスキルレベル、記事の特性、好みなどによって、形式を使い分けて記事を書くことができます。

3. 知りたい情報にすぐにたどり着ける
『Wiki.js』は、記事を見つけやすくするために、フォルダ構造、記事への検索タグの付与、全文検索の3つの仕組みを用意しています。
大まかな情報整理はフォルダ単位で行い、さらに記事に関連する検索タグ、全文検索によるキーワード検索で、情報の検索性・到達性を高め、より情報にたどり着く可能性を向上させています。
これにより、利用者はすぐに知りたい情報にたどり着くことができ、業務効率の向上にもつながります。


■今後の展望
デージーネットは、今後も日本企業のDX化やテレワークなどに役立つOSSを調査し、情報を公開していきます。また、OSSの日本語化や日本語マニュアルを公開していきたいと考えています。今後も社会貢献の一環として、様々な分野でより多くの企業にOSSを利用してもらえるよう、OSSの日本語化や、日本語マニュアルの公開を実施していきます。


■デージーネットのサービス
『Wiki.js』はオープンソースソフトウェアのため、無料で入手できます。さらに、今回デージーネットが公開する『Wiki.js』の利用マニュアルも無料で公開されているため、『Wiki.js』を使ってWikiのシステムを構築することで完全に無料で利用することが可能です。また、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安な企業に向けて、下記サポートを用意しています。

1. システムの構築
デージーネットでは、『Wiki.js』のインストールや構築が不安な企業向けに、構築サービスも提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス
デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート


■用語注釈
※1 オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。
※2 Wikiとは、多数のユーザが共同でWEBコンテンツを作成・編集するためのシステムです。
※3 シングルサインオンとは1回のユーザ認証手続きでアプリケーションやサービス、複数のOSなどに接続できるシステムです。
※4 LDAPとは、ユーザなどの情報を管理するディレクトリサービスへ接続するためのプロトコルす。
※5 Markdownとは、多くのシステムで利用されるマークアップ言語の一つです。


■参考URL
【Wiki.js 調査報告書】
https://www.designet.co.jp/download/#information

【デージーネットのシステム構築サービス】
https://www.designet.co.jp/system/


■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025
愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/
TEL : 052-709-7121
FAX : 052-709-7122


<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/
情報提供元: @Press