韓国映画・ドラマを題材に、社会性やフェミニズムなどの視点から語り合った話題の対談&評論集が、ついに電子書籍となりました。




世界の映画賞を独占した『パラサイト 半地下の家族』『はちどり』、そして韓国ドラマブームを再燃させた『愛の不時着』などで勢いづく韓国映画・ドラマ。その魅力を、2014年から語り合ってきたふたりの、ウェブ媒体や雑誌でのテキストに新録分を追加した対談&評論集。
社会性と娯楽性のハイブリッド、ジェンダーや階層への配慮、真摯なメッセージ性など、あらゆる要素の洗練度を極めた韓国の映画・ドラマの世界を、日本との比較も含めながら、女ふたりでしゃべりつくしました! また、映画・ドラマとシンクロして昨今盛り上がりを見せる韓国文学やそこから派生したフェミニズム議論などについての話も。ふたりのおしゃべりを、存分にご堪能ください。
<取りあげている映画・ドラマ>
『パラサイト 半地下の家族』『はちどり』『82年生まれ、キム・ジヨン』『タクシー運転手 約束は海を越えて』『1987、ある闘いの真実』『ベテラン』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『秘密の森』シリーズ『サイコだけど大丈夫』『椿の花咲く頃』『私のおじさん~マイ・ディア・ミスター』『保健教師アン・ウニョン』etc


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<帯コメント>


西森さんとハンさんのおしゃべりに頷いたり、唸ったり、溜息をついたり。
なにかを突きつけられた気もして焦ったりもした。おしゃべりって大事なことだな。
――小泉今日子(俳優)
政治的に優しく、賢く、頼もしい韓流レッスン。映画・ドラマを語ったら、
日本のいままで/これからがこんなに見えてきた。
共感だけにとどまらない、「面白さ」の語り方。
――斎藤真理子(韓国語翻訳者)


<著者プロフィール>


西森路代(にしもり・みちよ)| 1972年、愛媛県生まれのライター。大学卒業後は地元テレビ局に勤め、30歳で上京。東京では派遣社員や編集プロダクション勤務、ラジオディレクターなどを経てフリーランスに。香港、台湾、韓国、日本のエンターテインメントについて執筆している。著書に『K-POP がアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会 2.0』(NHK 出版)など。
Twitter アカウント @mijiyooon
ハン・トンヒョン(韓東賢)| 1968 年、東京生まれ。日本映画大学准教授(社会学)。専門はネイションとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティ、差別の問題など。主なフィールドは在日コリアンを中心とした日本の多文化状況。著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌(エスノグラフィ)』(双風舎)、『平成史【完全版】』(共著、河出書房新社)、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』(共著、勁草書房)など。
Twitter アカウント @h_hyonee


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『韓国映画・ドラマ  わたしたちの おしゃべりの記録2014~2020』
西森路代、ハン・トンヒョン 共著
288頁
発行元:駒草出版(株式会社ダンク 出版事業部)
https://www.komakusa-pub.jp/


情報提供元: @Press