共同購入モデル

医薬品の輸出入に関する事業ならびにインターネットを利用した医療・医薬品の情報提供サービスを展開する株式会社つばめLabo(本社:東京都世田谷区、代表取締役:小野 陽介)は、自社で展開する医療機関向け海外医薬品の輸入サポートサービス「TSUBAMELabo(つばめラボ/ https://www.tsubamelabo.com/ )」にて、輸入ワクチンの共同購入サービスを2020年12月より開始いたしました。輸入ワクチンを主として取り扱う企業において共同購入サービスを実施するのは国内初の試みとなります。


【実施内容】
- 対象商品について一定期間購入参加を募ります
- 購入参加数が当社が決めている規定数量に達した場合にのみ、共同購入提示価格での購入が成立いたします(共同購入成立)
- 購入参加総本数が規定数量に達しなかった場合は、一切の購入取引は成立しません(共同購入不成立)


【第一回の実施結果】
第一弾として、2020年12月1日~12月15日に狂犬病ワクチンと腸チフスワクチンの計2商品を対象とした共同購入を実施いたしたところ複数の医療機関よりご参加をいただき、2商品とも共同購入が成立しました。


【輸入ワクチンについて】
今回対象となったワクチンは「トラベルワクチン」と呼ばれているもので、海外渡航時の感染症予防や入国にあたって予防接種が必須となる地域への渡航のために接種するワクチンとなります。トラベルワクチンのなかには、国内では流通しておらず、海外でしか生産されていないワクチンもあります。そこで使われるのが輸入ワクチンです。


【共同購入サービス実施の背景】
現在、日本におけるトラベルワクチンの接種率は決して高くありません。2014年に発表された論文によると、渡航前に予防接種を受けていった旅行者は海外旅行者全体の6.3%だったというデータもあります(*)。接種率があがらない要因の一つとして、費用面の課題があります。輸入ワクチンは医療機関が直接、または輸入代行企業を通じて海外サプライヤーから個人輸入する必要があるため高額になってしまう傾向があります。

そこで、複数の医療機関の購入をまとめることで購買力を高め、通常より低い価格で輸入することができる体制を構築しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/241195/LL_img_241195_1.png
共同購入モデル

*出所:トラベラーズワクチン等の品質、有効性等の評価手法の検討に関する研究:平成25年度総括・分担研究報告書:厚生労働科学研究費補助金地球規模保健課題推進研究事業 [尾内一信], 2014.3


【今後について】
つばめLaboでは今回開始した共同購入サービスを始め、ヒト・モノ・情報の側面から医療機関が安心して輸入ワクチンを導入できる環境を整える取り組みを進め、国内接種率の向上を目指します。


【会社情報】
株式会社つばめLabo(TsubameLabo, Inc.)
所在地 :〒156-0042 東京都世田谷区羽根木1-21-1 亀甲新は64
設立 :2008年9月(現事業開始:2017年8月)
代表 :小野 陽介
事業内容:医薬品の輸出入に関する事業
インターネットを利用した医療・医薬品の情報提供サービス事業
会社ホームページURL: https://corp.tsubamelabo.com
情報提供元: @Press