SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~


「十二ヶ月」(12幅のうちの4幅)


「葡萄に鼠図」(部分)


「春野鳩之図」

2018年9月15日(土)~9月29日(土)にかけて「SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~」が開催されます。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/163295/LL_img_163295_1.jpg

SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~



2017年大好評を博した渡邊省亭の企画展が、再びやってきます。2017年に続いて2回目となる今回、ほとんどの作品が新たに集められたものです。日本国政府とフランス政府合同主催の「ジャポニスム2018」の公式企画として、10月から開催されるパリのギメ東洋美術館での「Meiji-Splendors of Imperial Japan(1868-1912)(明治ー大日本帝国の光彩)」への作品出陳も決まった渡邊省亭。本展は、フランスよりも一足先に日本でまとまって作品を見られる絶好の機会となります。



渡邊省亭は、往年の偉大な業績にも関わらず、日本美術史では長らく忘れ去られていました。弟子もとらず、画壇にも属さず、ひたすら画業に専念したこの孤高の絵師の作品について、近年再評価が進んでおります。明治150年、省亭没後100年の本年に生きる私達が、今こそ彼の偉大な画業への再評価を確たるものにすべく、本展を開催するものです。





●本展のみどころ

◇「十二ヶ月」十二幅対作品◇

一月から十二月までそれぞれの月をテーマに描いた十二幅対が勢揃いします。その格調高雅な筆致で描かれた花鳥画は、圧巻の一言です。省亭らしい清雅な美の共演に、誰しも思わず息を呑むことでしょう。



◇濤川惣助による七宝作品◇

省亭が描いた下絵を、流麗な工芸の形へ昇華させた濤川惣助(なみかわそうすけ)の七宝作品も展示いたします。渡邊省亭×濤川惣助といえば、今も迎賓館赤坂離宮の花鳥の間を瀟洒に彩る古今無双のゴールデンコンビです。



◇『1878年万博美術傑作集』◇

1878年に開催された第3回パリ万博の美術部門の図録『1878年万博美術傑作集』に渡邊省亭が挿絵を描いています。本展ではその貴重な傑作集の現物も展示いたします。



◇ミニ図録の販売◇

今回の展示作品を集めたミニ図録を販売いたします。お土産にしやすいかさばらないサイズです。



◇イベント開催◇

スペシャルトークイベント及びギャラリートークセッションを開催いたします。9月21日(金)に開催のスペシャルトークイベントでは、明治学院大学教授で美術史家の山下 裕二氏と東京藝術大学美術館准教授の古田 亮氏が、渡邊省亭について熱いトークを展開します。

また、スペシャルトークイベント参加者の皆様には本展販売しているミニ図録をプレゼントいたします。そして、9月23日(日)のギャラリートークセッションでは、泉屋博古館分館館長の野地 耕一郎氏がアートテラー・とに~氏と鳥博士・高橋 雅雄氏と共に渡邊省亭の“鳥”についてのトークを繰り広げます。ギャラリートークセッションについては、その様子を渡邊省亭のFacebookページ( https://www.facebook.com/watanabeseitei/ )にて、ライブ配信いたします。



●あらためて・・渡邊省亭とは

幕末、嘉永四年(1851)に江戸神田佐久間町に生を受け、大正七年(1918)に東京浅草東三筋町にて没した孤高の絵師です。近代日本の黎明期からその成長と共に生きた画家と言えます。日本最初の輸出国策会社の社員として、林忠正などと共にパリに派遣された最初の日本画家です。菊池容斎や柴田是真に私淑し研ぎ澄まされた画家の江戸美意識が、ジャポニスム流行の時流に乗り、パリで冴え渡ります。彼の地ではドガやマネなど印象派の画家たちにも影響を与え、パリ万博では銅牌を受賞します。

帰国後は、七宝工芸家の濤川惣助と共に迎賓館赤坂離宮(旧東宮御所)の装飾にあたりました。また挿絵画家としても活動し、多くの出版物に携わっています。



●開催概要

「SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~」

Webページ: http://www.watanabeseitei.org/

https://www.facebook.com/watanabeseitei/

日時 : 2018年9月15日(土)~2018年9月29日(土)

10:00~18:00 会期中無休



◇スペシャルトークイベント◇

日時 :2018年9月21日(金)17:30開場 18:00開始

ゲスト:美術史家・山下 裕二氏、東京藝術大学美術館准教授・古田 亮氏

会場 :日仏会館ギャラリー(東京都渋谷区恵比寿3-9-25)

※「JR恵比寿駅」徒歩約10分

参加費:2,000円(参加者の皆様にはミニ図録プレゼント) ※予約制



◇ギャラリートークセッション◇

日時 :2018年9月23日(日)16:00開始

ゲスト:泉屋博古館分館分館長・野地 耕一郎氏、アートテラー・とに~氏、

鳥博士・高橋 雅雄氏

会場 :加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)

※「東京メトロ京橋駅」徒歩約1分

参加費:無料 ※予約制



※イベント参加のご予約は受付窓口の加島美術まで。お電話かメールでお申し込みください。お申込みが集中する場合は抽選となります。

受付窓口: 加島美術

TEL : 03-3276-0700

Email : info@kashima-arts.co.jp



主催 :一般社団法人 日本美術継承協会

企画協力 :SEI-RIN、加島美術

後援 :在日フランス大使館

アンスティチュ・フランセ日本、日仏会館・フランス国立日本研究所

会場 :加島美術

アクセス :〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2

地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩1分

地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩2分

都営浅草線「宝町駅」A4 徒歩5分

JR東京駅八重洲南口 徒歩6分

電話番号 :03-3276-0700

参加費 :入場無料

情報提供元: @Press