羽田空港(東京都大田区)のC滑走路上で、新千歳発羽田行きの日本航空(JAL)516便が、海上保安庁の航空機と衝突した事故で、JALの青木紀将常務執行役員や沼畑康夫広報部長らが2日午後10時半過ぎから国土交通省で記者会見に応じた。

 青木氏は会見冒頭、「事故で亡くなられた方の冥福を祈り、遺族の皆様にお悔やみ申し上げる」と述べ、10秒ほど頭を下げた。

 516便と管制とのやり取りについては「事故原因の根幹にかかわるので申し上げられない」としたが、「(516便に)着陸許可が出ていたと認識している」と述べた。

 また、「(516便の機長は)海保の機体の存在は視認できていなかったと考えている」とも話した。

 その上で、「運輸安全委員会に客観的に(調査を)していただく必要がある」と強調した。【内橋寿明、遠山和宏】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 日航が会見 「着陸許可出ていた」「海保機の存在視認できず」