三菱重工と日立造船に元徴用工らへの損害賠償を命じた判決が28日確定したことを受け、外務省の鯰博行アジア大洋州局長は同日、在日韓国大使館の金壮炫(キムジャンヒョン)次席公使を同省に呼び、判決は1965年の日韓請求権協定に反するとして「極めて遺憾で、断じて受け入れられない」と抗議した。

 鯰氏はまた、韓国政府が3月に発表した元徴用工訴訟に関する解決策を踏まえ対応すべきだとも伝えた。解決策は、韓国政府傘下の財団が、元徴用工への賠償を命じられた被告の日本企業に代わり賠償金相当額を支払う内容。【畠山哲郎】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 「断じて受け入れられず」 外務省局長が韓国大使館に抗議 徴用工訴訟