中古車販売大手「ビッグモーター」の全国各地の店舗前で街路樹が枯れるなどした問題で、警視庁は8日午前、器物損壊容疑で東京都世田谷区にある店舗に家宅捜索に入った。捜査関係者への取材で判明した。街路樹の問題を巡り、同社の店舗へ強制捜査が入ったことが明らかになったのは、6日の神奈川県警に続き全国で2件目となる。

 東京都などによると、都が都内全18店舗のうち都道沿いで街路樹のある14店の土壌調査をしたところ、うち9店の付近で除草剤の成分が検出された。これを受け、都は5日に器物損壊容疑で警視庁に被害届を提出し、受理されていた。

 同社の街路樹の問題を巡っては、これまでに警視庁など約10の警察本部に計二十数件の被害届が出ている。【菅健吾】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ビッグモーターの都内店舗に警視庁が家宅捜索 器物損壊容疑で