旅行大手・近畿日本ツーリストは9日、新型コロナウイルス対策の関連業務の受託費を過大請求していた問題を受け、高浦雅彦社長が辞任すると発表した。8月31日付。

 同社の親会社であるKNT―CTホールディングスの米田昭正社長も、報酬月額の20%を3カ月間自主返納する。

 受託費の過大請求は、近ツーの関西法人MICE支店(大阪市)や静岡支店(静岡市)で発生。自治体から受託した新型コロナのワクチン接種に関するコールセンター業務で人件費を水増ししていたとして、複数の社員が詐欺の疑いで逮捕・起訴されている。【道下寛子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 近畿日本ツーリスト社長辞任へ コロナ対策業務受託費を過大請求