英国防省は29日、ロシアで反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」部隊が撃墜したロシア軍機は、空中での指揮・統制機能や無線中継を担う空軍機イリューシン22Mだったとの見方を示した。

 この空軍機はウクライナ攻撃の際に「重要な役割」を果たしてきたため、今回の撃墜でロシア軍の「空と陸の作戦に悪影響を及ぼす」としている。撃墜は24日だったという。

 ロイター通信によると、プーチン露大統領は26日の演説で「死亡した英雄のパイロット」に言及した。だが撃墜された軍用機や死傷者数などの詳細には触れていない。英BBC放送はイリューシン22Mのほか、輸送機やヘリコプターも撃墜されたと伝えた。【ロンドン篠田航一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ワグネル撃墜のロシア軍機は「重要な役割」のイリューシン 英分析