しだれ桜はいつ植えられた?――。滋賀県庁本館(大津市京町4)の中庭にある大きなしだれ桜の由来が不明で、県が植樹された経緯などについて情報提供を求めている。

 高さ約15メートル、幹の直径は最大約60センチで、中庭中央にそびえている。薄いピンクの花が見ごろになると、写真を撮影する来庁者も。昼休みには、しだれ桜を見上げながら食事をとる県職員もいる。

 しだれ桜の由来に関する記録は見つかっていない。三日月大造知事は3月28日の定例記者会見で「こんなきれいな桜を誰が、いつ、なぜ植えたのか。庁内でも調べるが、ご存じなら教えてください。昨年県政150年を迎えたので、新たな情報として蓄積したい」と情報提供を呼びかけた。

 情報は県総務課(電話077・528・3113)へ。【庭田学】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 誰が植えたか、しだれ桜 滋賀県が「尋ね人」 県庁中庭の象徴