3日午前11時半ごろ、千葉市中央区の千葉市役所の警備員から「60歳くらいの男性が飛び降りた」と119番があった。落下した男性は駆けつけた救急隊員によって病院に搬送されたが、千葉市消防局によると、意識不明の重体だという。

 千葉県警千葉中央署や千葉市によると、男性は1月末に完成したばかりの市役所新庁舎の3階テラスの手すり(高さ約150センチ)を乗り越え、約10メートル下のコンクリートの地面に落ちたとみられる。テラスに通じる3階の扉は施錠されていたが、2階のテラスから階段を上がれば、誰でも入れる状態だった。

 現場にいた千葉市在住の高校2年生の男子生徒(16)は「『わー』という声が聞こえて、見たら男性が倒れていた。びっくりした」と話していた。【林帆南、山本佳孝、長沼辰哉】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 千葉市新庁舎から男性転落、重体 3階の手すり乗り越えたか