航空自衛隊トップの井筒俊司・航空幕僚長は16日の定例記者会見で、不審な気球が日本領空を侵犯した場合に撃墜することは技術的に可能か問われ、一般論と断った上で「航空自衛隊の戦闘機から、空対空ミサイルを発射するなどの手段によって、気球の破壊は可能」と述べた。

 井筒氏は「気球の大きさ、付属する機材、飛行する高度や速度などの条件によるが、自衛隊の各種レーダーで探知することは可能。高い高度や(飛行体が)小さい場合は難易度が増すが、戦闘機から空対空ミサイルを発射するなどの手段によって気球の破壊は可能」と述べた。【内橋寿明】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 航空幕僚長「戦闘機から気球の破壊は可能」 高い高度は難易度増