海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が山口県・周防大島沖の瀬戸内海で自力航行不能になった事故で、現場近くの浅瀬の岩から、いなづまのものとみられる塗膜が見つかったことが13日、広島海上保安部への取材で分かった。海保はいなづまが航行ルートから外れた可能性もあるとみて、業務上過失往来危険容疑で捜査している。  海保は塗膜の照合を進めているほか、事故当時の状況について艦長や乗組員への聞き取りをしている。   いなづまは10日昼、母港の呉基地(広島県)に向かう途中で衝撃を感知。スクリュー損傷により自力航行できなくなった。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 護衛艦、航行ルートから外れたか=岩に塗膜、海保が捜査―山口