皇居・乾通りの秋の一般公開が26日、始まった。新型コロナウイルスの影響で、2019年秋以来3年ぶり。宮内庁は感染対策として、マスク着用や検温への協力を呼び掛けた。12月4日まで。  一般公開は、在位中の上皇さまの傘寿(80歳)を記念して14年に始まった。桜と紅葉の見頃に合わせ、例年春と秋に行われていたが、20年以降は中止が続いていた。今回は皇居・坂下門から入り、乾門から退出するルートのみとなる。  26日は雨が降る中、朝から多くの人がフユザクラや赤く染まったモミジを楽しんだ。練馬区のパート従業員の女性(37)は、春に一度訪れたことがあるといい、「この時期に桜が咲いているのを初めて見た。きれいだった」と笑顔を見せた。  入場時間は午前9時~午後3時。詳細は宮内庁ホームページまたはテレホンサービス03(3284)6780まで。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3年ぶりに乾通りが一般公開され、紅葉を楽しむ人々=26日午前、東京・皇居
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 秋の乾通り、3年ぶり公開=感染対策呼び掛け―宮内庁