ジャイアントパンダのカンカン、ランランの来日から28日で50年となるのを前に、東京都台東区の上野公園で27日、記念イベントが開かれた。上野動物園の福田豊園長らが登壇し、パンダへの思いを語った。 福田園長は「50年はあくまで通過点。飼育のハードルは高いが、これからもパンダのドラマは続いていく」とあいさつ。主催した上野観光連盟の二木忠男名誉会長は「今後も上野の象徴として、パンダを大事にしていきたい」と話した。 会場の大型スクリーンには歴代パンダを振り返る映像が流され、パンダグッズや軽食を販売するブースは大勢の人でにぎわった。JR上野駅前には、50年前に披露された「パンダバルーン」を再現した高さ約4メートルのバルーンも展示された。 会場を訪れた会社員中川彩さん(42)は「パンダのしぐさがかわいくて毎週見に来ている。幼い頃からずっとなじみがあり、上野になくてはならない存在だと思う」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ジャイアントパンダ来日50周年記念イベントで、手を振る上野動物園の福田豊園長(中央)ら=27日午後、東京都台東区の上野公園