がん治療で取り出した腎臓を別の腎臓病患者に移植する「病気腎移植」で知られる万波誠(まんなみ・まこと)医師が14日、心筋梗塞のため岡山県備前市の病院で死去した。81歳。備前市出身。  2006年に宇和島徳洲会病院(愛媛県)を舞台にした臓器売買事件が発覚し、同病院の万波医師らが病気腎移植を実施していたことが判明。移植は同病院などで42件行われていた。日本移植学会などは「医学的妥当性がない」と批判。厚生労働省は07年に公的医療保険の対象外とする通知を出したが、18年には先進医療として認められた。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 万波誠医師死去=81歳、病気腎移植実施