ロシア・モスクワの地区裁判所は7日、今年のノーベル平和賞に決まった人権団体「メモリアル」傘下の人権擁護センターが建物を使用するのを認めない判断を下した。メモリアルは通信アプリ「テレグラム」の投稿で「われわれは近く『家』を失う。検察当局は財産の差し押さえと建物からの立ち退きを求めていた」と説明した。  メモリアルに対する弾圧は以前から続いているが、平和賞発表と同じ日の判断となり、プーチン政権下で市民社会が置かれる現状が改めて浮き彫りとなった。 【時事通信社】 〔写真説明〕7日、モスクワの裁判所付近で、取材に応じるロシアの人権団体「メモリアル」幹部(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ノーベル平和賞団体、立ち退きへ=ロシア裁判所が判断