【イスタンブール時事】ロシアが9月30日にウクライナの東・南部4州の「併合」を一方的に宣言した後も、ウクライナ軍は4州奪還に向けた進撃を続けている。ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、東部ドネツク州の要衝リマンの奪還を宣言。ロシア軍が目指す4州全域の掌握は困難となった。ウクライナ側は引き続き、占領地の奪還を進める構えだ。  2月下旬にウクライナ侵攻を開始したロシア軍は5月時点でリマンを占拠。その後、リマンの東方に位置するルガンスク州の拠点都市セベロドネツクとリシチャンスクを相次いで攻略し、同州を完全に制圧した。リマンからロシア軍を排除したウクライナ部隊は今後、ルガンスク州の失地回復も視野に作戦を展開するとみられる。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「併合」後も進撃=ロシアの4州掌握阻む―ウクライナ軍