【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)は21日、ロシア軍が占拠するウクライナ南東部ザポロジエ原発で同日未明、冷温停止中の原子炉6号機に電力を供給する送電線が砲撃により損傷し、冷却などの機能維持のため、非常用のディーゼル電源が一時作動したと明らかにした。  原子炉建屋に隣接する施設の近くで砲撃があった後、6号機の三つのディーゼル電源のうち二つが自動的に起動し、原子炉が外部電源に再接続されるまでの約40分間稼働したという。同様に冷温停止中の残る5基の原子炉には影響がなかった。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナのザポロジエ原発=11日、南東部エネルホダル(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 非常用電源が一時作動=ザポロジエ原発、砲撃で電線損傷―IAEA