【シリコンバレー時事】米ネットフリックスなどインターネット動画配信サービスの米国での視聴時間が、7月に初めてケーブルテレビ(CATV)を上回り、首位となった。動画配信は2020年以降の新型コロナウイルス禍に伴う巣ごもり需要で拡大。新たなテレビ視聴のスタイルとして定着したようだ。  米調査会社ニールセンによると、視聴時間全体に占める動画配信のシェアは前年同月比6.5ポイント上昇の34.8%、CATVは3.3ポイント低下の34.4%と初めて逆転した。地上波が21.6%で続いた。  動画視聴シェアでは、ネットフリックスが8%。人気連続ドラマ「ストレンジャー・シングス」の新シーズンなどが寄与した。米ユーチューブは7.3%。好きな時に見られる動画配信の利便性が支持されたようだ。  一方で、CATVはスポーツ番組が大きく減ったことが響いた。ニールセンは「昨年7月は東京五輪が有利に働いた」と述べ、反動減の要因もあると分析した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 TV視聴、動画配信が首位=コロナ禍でケーブル逆転―米