【ワシントン時事】バイデン米大統領は8日、記者団に対し、中国が台湾周辺で軍事演習を続けていることについて、「懸念している」と表明した。カール国防次官(政策担当)は記者会見で「中国は台湾支配を目指している」として、演習を非難。数週間以内に米艦艇を台湾海峡で航行させ、中国側の動きに対抗する構えを示した。  バイデン氏は、中国の軍事的圧力が強まる台湾に関しては「心配はしていない」と強調。「(中国軍が)さらに何かするとは思っていない」とも述べ、中国側が情勢を一層悪化させる行動には踏み込まないとの認識を示した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米、台湾周辺の演習非難=バイデン氏、中国の動きを「懸念」